中国は2030年のピークを目指して新たな炭素排出規制を計画

[Financial Express]北京、8月5日(ロイター):中国国務院は5日、2030年までに温暖化ガスの排出量をピークにするという目標達成に向け、炭素排出抑制システムの開発を加速させると発表した。

北京のエネルギー政策はこれまで、「エネルギーと炭素強度」(単位経済生産高を生産するのに必要なエネルギーと排出量)に重点を置いており、実質的にその目標を全体的な経済成長と結び付けている。

国務院が発表した作業計画では、2026~2030年の5カ年計画期間中に「二重規制」制度が施行される。その間は原単位規制が引き続き主な対策となるが、総量規制がそれを補完し、その後は排出規制に重点が移る。

グリーンピースは、金曜日の動きを気候目標と経済成長の分離に向けた一歩として歓迎した。

「中国は初めて厳格な排出量上限を設定し、2030年以降の排出量削減の指針となるだろう」と北京のグリーンピース東アジアの国際政策顧問、ヤオ・ジェ氏は述べた。

「中国は現在、排出量削減と経済成長を徐々に切り離しつつある」とヤオ氏は語った。

国務院は声明で、炭素予算は中国の各省・直轄市によって作成され、予算制度は2025年末までに試験運用されると述べた。

この計画ではまた、電力、鉄鋼、金属、建材、石油化学などの主要産業に重点を置き、2025年までに炭素排出量の統計・会計システムを改善することも求めている。

国務院は、炭素排出割当量は国家経済社会発展計画に組み込まれる一方、固定資産投資プロジェクトの省エネ評価では炭素排出量を考慮に入れなければならないと述べた。

北京は6月、自国の製品の二酸化炭素排出量をより正確に測定する計画も発表しており、これは2027年に施行される予定だ。


Bangladesh News/Financial Express 20240806
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-market/china-plans-new-carbon-emission-controls-as-it-aims-for-2030-peak-1722883031/?date=06-08-2024