サウジアラビアの配達ドライバー、夏の「致命的な」暑さに焼けつく

[Financial Express]リヤド、8月7日(AFP):サウジアラビアの首都リヤドのヤシの木の下で、パキスタン人の配達ドライバーが、注文と焼けつくような気温がピークとなるランチラッシュの合間にちょっとした休憩をとった。

気温が50度(華氏122度)に近づく中、冷たい水のボトルを飲み干したバイク運転手は、湾岸王国の厳しい夏の暑さが命取りになりかねないことは十分承知していると語った。

しかし、毎日殺到する食品の注文をこなしてそれを満たすことによってのみ、彼がサウジアラビアに来た主な目的である母国に何かを送るのに十分なお金を稼ぐことができるのだ。

「暑さはひどく、太陽は恐ろしい。いつも疲れて疲れ果てている」と、当局や雇用主からの報復を避けるためモハメドとだけ名乗る26歳の男性は語った。

「しかし、私にとっても家族にとっても、これは良い仕事です」とパキスタンに住む2人の幼い子どもの父親は付け加えた。

すでに世界で最も暑い国の一つである広大な国土を持つサウジアラビアは、気候変動に起因する高温による脅威の増大に直面している。

地球温暖化に伴い、灼熱の夏はより長くなり、より暑くなる可能性があると専門家は警告している。

公式集計によると、6月に1,300人以上が毎年恒例のイスラム教のメッカ巡礼の最中に死亡し、危険性が明らかになった。そのほとんどは、長時間屋外にいた無許可の巡礼者だった。

サウジアラビアは労働者保護のため、湾岸諸国で広く採用されている長年の「昼休憩」政策の一環として、6月中旬から9月中旬まで、正午から午後3時までの直射日光下および屋外での作業を禁止している。

しかし、モハメッドさんや他の運転手の多くは車ではなくバイクに乗っており、暑さにさらされているが、目標を達成するためには忙しい時間帯に働かなければならないというプレッシャーを感じている、とAFPに語った。

「仕事はとても大変ですが、他に選択肢がないのです」と、太陽から身を守る長袖のラッシュガードの下で大量に汗をかきながら、モハメッドさんは語った。


Bangladesh News/Financial Express 20240808
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/saudi-delivery-drivers-bake-in-deadly-summer-heat-1723047593/?date=08-08-2024