オーストラリア政府、ギャンブル広告の禁止を要請

[Financial Express]シドニー、8月11日(AFP): オーストラリアの有力者らの連合は、国民一人当たりの損失額が世界でも最も大きい国の一つである同国政府に対し、ギャンブル広告の全面禁止を要求した。

人口わずか2,700万人のオーストラリアにおけるギャンブルによる損失は、年間250億オーストラリアドル(160億米ドル)と推定されている。

人々に現金を危険にさらすよう誘う広告は、テレビ、ラジオ、看板などで広く見られる。

「ポキーズ」と呼ばれるスロットマシンも多くのパブに設置されており、より多くの人々がお金を使うようになっています。

「オーストラリアのギャンブル広告は制御不能で、わずか1年で100万件のギャンブル広告が無料テレビやラジオで放送されている」と、60人以上のオーストラリアの著名人が署名したアンソニー・アルバネーゼ首相と野党党首宛の書簡で述べた。

週末に発表された書簡の署名者には、元政治家、労働組合、スポーツ界、宗教界の指導者らが含まれていた。

彼らは、ギャンブルの害に関する2023年の報告書の勧告に沿って、3年以内にすべてのギャンブル広告を禁止することに合意するよう、アルバネーゼ労働党政権と保守野党に要請した。

「多くのオーストラリア人は、テレビ画面上のギャンブル広告の急増とギャンブルによる損失の増加に懸念を抱いている」と署名者の一人であるジョン・ハワード元首相は述べた。

「ギャンブルによる損失は社会全体に多大な損害を与えると私は信じている。」

政府が引用した調査によると、オーストラリアのギャンブルによる損失は年間250億オーストラリアドルに上り、一人当たりの世界記録となっている。

2020~2021年度に多くのパブ、クラブ、カジノが閉鎖された新型コロナウイルス対策期間中でさえ、オーストラリア州政府の統計によると、ギャンブルによる損失は240億豪ドルを超えた。


Bangladesh News/Financial Express 20240812
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/australian-govt-urged-to-ban-gambling-ads-1723393852/?date=12-08-2024