[Financial Express]ロイター通信によると、シカゴ商品取引所(CBO)の小麦先物は、ロシアによるウクライナの港湾インフラへの攻撃をきっかけに昨夜上昇していた市場に、黒海産小麦の安価な輸出品が引き続き重しとなり、木曜は下落して引けた。
シカゴ大豆先物スヴェト1は、大豆油価格の下落とテクニカル取引により下落したが、トウモロコシ先物は、米国のトウモロコシの収穫量が過去最高になるとの期待と、米国の輸出競争力を低下させる可能性がある米ドル高により下落した。
シカゴ商品取引所で最も取引量の多い小麦先物ウェストバージニア州1は、6セント半下落して1ブッシェル当たり5.28ドル1/4セントとなった。
ロシアは水曜日の夕方、ウクライナ南部の都市オデッサの港湾インフラを攻撃し、少なくとも2人が負傷した。最も取引量の多い大豆は変わらず1ブッシェル9.68-1/2ドルで取引を終え、トウモロコシは3-3/4セント下落して1ブッシェル3.97ドルで取引を終えた。
コンサス・アグ・コンサルティングのパートナー、カール・セッツァー氏は、世界的な供給過剰への懸念から11月限SX24が過去数週間で1ドル近く急落したことを受け、一部の大豆トレーダーは、少なくとも短期的には先物がやや売られ過ぎているとみていると述べた。
アナリストらによると、トレーダーらは来週のプロファーマー農作物ツアーを前にポジションの統合にセッションの大半を費やした。
ハイタワー・リポートのアナリスト、ランディ・プレイス氏は、米国中西部のトウモロコシと大豆畑を毎年巡回するツアーでは、記録的な収穫量が見つかるのではないかと広く予想されていると述べた。
プレイス氏は、トウモロコシと大豆の両市場において「マイナス要因を相殺するほどの強気のニュースはない」と述べた。
最大の輸入国である中国からの需要低迷と米国の天候がそれほど脅威ではないことも価格への圧力となっている。
グローバル・コモディティ・アナリティクスの社長マイク・ズゾロ氏は「これ以上の取引高は見込めないだろう」と語った。
米農務省は、2024~25年の米国大豆の週間純輸出販売量が134万4200トンだったと報告し、アナリストの40万~100万トンという予想を上回った。
Bangladesh News/Financial Express 20240817
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/wheat-loses-overnight-rally-1723821676/?date=17-08-2024
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