中国とサウジアラビアがロシア燃料油の最大の買い手

[The Daily Star]トレーダーらの話によると、またLSEGのデータが金曜日に明らかにしたところによると、7月のロシアの海上燃料油と減圧軽油(VGO)の輸出先として最も多かったのは中国とサウジアラビアだった。

ロシアの燃料油とVGOの海上輸出量は先月、ロシアの製油所の季節的なメンテナンスが完了したこともあり、6月比7%増の約405万トンとなった。

ロイターが業界筋のデータを基に算出したところによると、ロシアの7月のオフライン一次石油精製能力は250万トンで、6月の水準を約44%下回った。

欧州連合(EU)によるロシア産石油製品の全面禁輸措置が2023年2月に発効して以来、アジア諸国はロシアの燃料油とVGO供給の主な目的地となっている。7月にはロシアの港から中国への燃料油とVGOの直接出荷が前月比18%増の70万トンに達した。

市場筋によると、中国は精製原料として直留燃料油とVGOを輸入し、それをウラル原油と混合している。

ロイターの計算とLSEGのデータによれば、サウジアラビア向けの積載量は6月からほぼ倍増して70万トンとなり、そのほとんどは電力消費がピークとなる暑い夏季の発電所向けとなっている。

ロシアのインド向け燃料油とVGOの供給量は7月に7%減少して48万トンとなったが、フジャイラ向け「汚染」石油製品の出荷量は20万トンから32万トンに、トルコ向けは9万5500トンから26万400トンに増加した。

海運データによると、ロシア太平洋地域の港から韓国への燃料油とVGOの輸出量は、6月の3万6200トンから11万8000トンに増加した。

7月にロシアの港で積み込まれたVGOと燃料油約29万5000トンは、ギリシャとマルタ近海で船舶間積み込みに回された。市場筋によると、これらの貨物の大半は最終的にアジアに到着する。


Bangladesh News/The Daily Star 20240818
https://www.thedailystar.net/business/global-economy/news/china-saudi-arabia-top-buyers-russian-fuel-oil-3679816