インドの規則変更を受けて国境を越えた電力取引を検討するサミット

[Financial Express]シンガポール、8月20日(ロイター):バングラデシュの電力会社サミット・グループは、インド政府が最近、電力を輸出のみしている発電会社に国内での販売を認める規則変更を行ったことを受け、インドから再生可能エネルギー電力を輸入するための予備契約を再交渉する予定だと、同グループの会長が明らかにした。

インドは、シェイク・ハシナ首相が今月初め、死者を出した抗議活動のさなかバングラデシュから逃亡してから1週間も経たないうちに、電力輸出規則を改正し、アダニ・パワーがゴッダ石炭火力発電所(全出力を輸出する契約を結んでいる唯一の発電所)をインド国内の送電網に接続できるようにした。

「政策変更後、インドのパートナーはインドでの販売にもっと積極的になるかもしれない。当社はバングラデシュの送電事業に投資する予定で、より多くのリスクを負わなければならないだろう」とサミット・グループのアジズ・カーン会長はロイター通信に語った。

十数カ所の化石燃料発電所を運営するこの複合企業は昨年、タタ・パワー・リニューアブル・エナジー社を含むインドのパートナーと、1,000メガワット(MW)の再生可能エネルギープロジェクトの建設と供給について予備契約を締結した。

タタ・パワーの広報担当者はサミットの計画についてコメントを控えた。

バングラデシュでは電力の約99%が化石燃料から供給されており、グリーン電力の輸入は排出量削減に極めて重要である。


Bangladesh News/Financial Express 20240821
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-market/summit-reviewing-cross-border-power-deals-after-india-rule-change-1724171973/?date=21-08-2024