原油価格は数日続いた下落後、小幅上昇

原油価格は数日続いた下落後、小幅上昇
[Financial Express]ロンドン、8月21日(ロイター):原油価格は水曜日、中国の需要減少の見通しや中東紛争の拡大と供給混乱の可能性に対する懸念の後退を背景に、着実に売り圧力が高まっていたが、その後持ち直し、小幅上昇した。

ブレント原油先物は13時26分時点で47セント(0.6%)上昇し、1バレル77.67ドル。米ウエスト・テキサス・インターミディエイト原油は48セント(0.7%)上昇し、73.65ドル。

ブレント原油は先週月曜日に82ドルを超えて高値を付けて以来、火曜日の取引終了までに6.2%下落し、2週間ぶりの安値77.20ドルで取引を終えた。WTI原油は同時期に7.5%下落した。

世界最大の原油輸入国である中国の経済弱体化により同国の需要が圧迫されるという懸念が続く中、世界最大の石油生産国であり消費国でもある米国の在庫は増加する見込みだ。

市場筋が米国石油協会(API)の火曜日のデータを引用して述べたところによると、米国の原油在庫は先週増加すると予想された。しかし、ガソリンと留出油の在庫は減少したと同筋は述べた。

一方、米国のアントニー・ブリンケン国務長官は、ガザでの停戦合意を仲介する目的で中東訪問を終えた。

ブリンケン国務長官とエジプト、カタールの仲介者たちは、10か月に及ぶ戦争における両陣営間の溝を縮めることができる米国の「橋渡し提案」への期待を高めている。

INGの商品ストラテジストは「イスラエルとハマスの停戦への期待と、長引く需要懸念が原油価格を圧迫している」と述べた。

「中国の需要が弱まっていることはよく報じられているが、世界中の製油所の利益率は8月の大半にわたって圧迫されており、こうした需要への懸念は中国だけに限ったことではないことを示唆している。」

中国の経済苦境は、精製マージンの低迷と燃料需要の低下を招き、国営および独立系製油所の操業を抑制している。

今週発表された税関データによると、ロシアからの原油輸入は7月に前年比7.4%減少し、燃料油輸入は3カ月連続で減少した。


Bangladesh News/Financial Express 20240822
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/oil-edges-up-after-days-of-losses-1724258209/?date=22-08-2024