トルコ中央銀行、5カ月連続で金利を50%に据え置く

[Financial Express]イスタンブール、8月21日(ロイター):トルコ中央銀行は21日、予想通り5カ月連続で政策金利を50%に据え置き、デフレーションが続くと予想しながらもインフレリスクに引き続き警戒していると改めて表明した。

金利が引き下げられる時期を示唆するものとして、中銀はインフレ期待と価格設定を中銀自身のデフレーション経路の予測と一致させることにますます重点を置いていると述べた。

中央銀行は3月に政策金利を500ベーシスポイント引き上げ、長年の物価高騰を抑えるために1年以上前から開始した積極的な引き締めサイクルに終止符を打った。

それ以来、FRBは政策金利を据え置き、見通しが悪化した場合はさらなる利上げを行うと明言しているが、アナリストは総じて今年後半に利下げが始まると予想している。

政策委員会は「インフレ期待と価格設定行動を予測と一致させることが、ディスインフレのプロセスにおいて相対的に重要になっている」と述べた。

「第3四半期の指標は、国内需要が引き続き減速し、インフレへの影響が減っていることを示している」と付け加えた。

この決定後、リラは33.82まで上昇した。火曜日早朝には33.84の過去最安値を記録した。

年間インフレ率は6月に低下し始め、先月は61.78%に達した。緩やかで永続的な低下が見込まれる。経済学者は年末までにインフレ率が約42%に達すると予測している。

中央銀行は昨年6月以来、政策金利を合計4,150ベーシスポイント引き上げており、物価高騰にもかかわらず経済成長を促進するためにタイップ・エルドアン大統領が支持してきた長年の金融刺激策を覆している。

この政策の転換は信用と経済成長を厳しく抑制し、長年続いた生活費の危機と一連の通貨暴落を乗り越えることを目指している。


Bangladesh News/Financial Express 20240822
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-market/turkish-central-bank-holds-rates-at-50pc-for-fifth-month-1724259198/?date=22-08-2024