バングラデシュ、ハシナ元首相の外交パスポートを取り消す:政府

バングラデシュ、ハシナ元首相の外交パスポートを取り消す:政府
[Prothom Alo]バングラデシュ暫定政府は木曜日、今月初めの学生主導の暴動から逃亡したシェイク・ハシナ首相の外交パスポートを取り消した。

内務省は声明で、ハシナ首相のパスポートは、すでに職を退いた元閣僚や元議員のパスポートと同様に「取り消される必要がある」と述べた。

ハシナ首相の失脚までの数週間、群衆がダッカの首相官邸に押し寄せ、450人以上が死亡。その多くは警察の発砲によるものだった。

国連調査団は木曜日、ハシナ大統領の15年間に及ぶ強権的な統治を終わらせた抗議活動中に行われたとされる人権侵害を調査するかどうかを評価するため、バングラデシュに到着した。

同省は声明で「前首相、同首相の顧問、前内閣、解散した国会議員全員は、その地位により外交パスポートの取得資格があった」と述べた。

「彼らが職務から解任されたり引退したりした場合、彼らとその配偶者の外交パスポートは取り消されなければならない。」

ハシナ政権は、政敵の大量拘禁や超法規的殺害など、広範囲にわたる人権侵害で非難されている。

ダッカの新当局は、ハシナ首相や同首相在任中の他の元高官らが標準パスポートを申請できるが、申請書類は承認を条件としていると述べた。

同省は「上記の人々が一般パスポートを新たに申請する場合、パスポートが発行されるには2つの治安機関の承認を得る必要がある」と付け加えた。

インドに逃亡したハシナ氏はナレンドラ・モディ首相の側近で、ヒンドゥー教民族主義を掲げる同政権は保守的なイスラム主義グループに近いとみていたバングラデシュ民族党のライバルたちよりもハシナ氏を好んでいた。

インドがハシナ首相を迎える一方で、モディ首相は暫定政権を率いるバングラデシュの新指導者ノーベル賞受賞者ムハマド・ユヌス氏への支持も表明した。

ユヌス氏は、政権は国連調査官が必要とする「あらゆる支援を提供する」と述べた。


Bangladesh News/Prothom Alo 20240823
https://en.prothomalo.com/bangladesh/0ew74r977q