[Financial Express]ロイター通信によると、金価格は金曜日に小幅上昇したが、米連邦準備制度理事会(FRB)のジェローム・パウエル議長の演説で中央銀行の利下げ計画に関する新たな知見が得られる可能性があるため、米ドルと国債利回りが反発したため、週を通して下落する見通しとなった。
金現物は0602GMT時点で0.3%上昇して1オンス当たり2,491.35ドル、米金先物は0.4%上昇して2,526.80ドルとなった。
KCMトレード社のチーフ市場アナリスト、ティム・ウォーター氏は「金が2500ドルを下回っているのは一時的なもので、ファンダメンタルズは依然として貴金属にとって有利だ」と述べた。
金価格は火曜日に史上最高値の2,531.60ドルを記録した後、ドル指数と米国の10年国債利回りの上昇により、今週は1%近く下落した。パウエル議長は、ワイオミング州ジャクソンホールで開催される中央銀行年次会議で、グリニッジ標準時1400分に講演を行う予定である。
FRBの政策担当者らは木曜日、インフレが緩和し労働市場が冷え込む中、来月から利下げを開始することを支持したが、ある担当者は政策緩和を急ぐことに対して警告した。
CME フェドウォッチツールによれば、トレーダーは来月のFRBの金融緩和を完全に織り込んでおり、25ベーシスポイントの利下げの可能性は76%である。低金利環境は利回りのない金の魅力を高める傾向がある。
ムンバイのケディア・コモディティーズ取締役のアジャイ・ケディア氏は、力強い上昇の後、2,470~2,475ドルへの引き戻しが予想され、新たな参入ポイントとなるが、地政学的緊張が高まれば、金は2,524ドルの抵抗水準を突破し、さらに2,580ドルまで押し上げる可能性があると述べた。
プラチナは1.1%上昇して953.55ドル、パラジウムは932.48ドルで横ばいだった。両金属とも週間では下落する見込みだ。
Bangladesh News/Financial Express 20240824
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/gold-poised-for-weekly-fall-as-feds-powell-grabs-limelight-1724430016/?date=24-08-2024
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