インドの銀輸入は太陽光発電や投資の需要で倍増へ

[Financial Express]ベンガルール、8月24日(ロイター):インドの銀輸入量は、太陽光パネルや電子機器メーカーからの需要増加と、投資家が銀が金よりも高い収益をもたらすと見込んでいることから、今年の銀輸入量がほぼ倍増する見込みだと、大手輸入業者らが金曜に明らかにした。

世界最大の銀消費国による輸入増加は、過去10年以上で最高値に近づいている世界価格をさらに支える可能性がある。インドは昨年、銀を3,625トン輸入した。

銀の大手輸入業者アムラパリ・グループ・グジャラートのチラグ・タッカー最高経営責任者(CEO)は、産業需要の高まりにより、今年の購入量は6,500~7,000トンに増加する可能性があると述べた。

インドの貿易省のデータによると、2024年上半期の銀輸入量は前年同期の560トンから4,554トンに急増した。

「宝飾品に対する伝統的な需要がある。関税引き下げで銀の価格が手頃になったため、投資目的で購入する人もいる」とタッカー氏はインド・ゴールド・カンファレンスの合間にロイター通信に語った。

インドは密輸対策として、7月に銀の輸入関税を15%から6%に引き下げた。

タッカー氏は、銀は金よりも高い利回りをもたらすと期待して人々が購入したため、今年上半期の投資需要は「驚異的」だったと述べた。

国内の銀先物は5月に1キログラム当たり9万6493ルピー(1151ドル)の過去最高値を付け、2024年に入ってからこれまでに14%近く上昇し、金価格の13%上昇をわずかに上回っている。

銀輸入銀行の地金ディーラーは、2023年に在庫が枯渇するため、産業用銀の買い手は価格上昇に備えて今年銀を備蓄していると述べた。

インドは主にアラブ首長国連邦、イギリス、中国から銀を輸入している。


Bangladesh News/Financial Express 20240825
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/indias-silver-imports-to-double-on-demand-for-solar-investment-1724512377/?date=25-08-2024