「イスラミ銀行の不正流用資金を取り戻せ」

「イスラミ銀行の不正流用資金を取り戻せ」
[The Daily Star]シャリア法に基づく銀行の顧客らは昨日、S・アラム・グループが横領したとされるイスラミ銀行バングラデシュの資金を回収し、同グループの所有者モハメド・サイフル・アラム氏と彼を幇助した者らに対して法的措置を確実に講じるよう関係当局に要請した。

国内各地から集まった顧客らは「シャリアに基づくイスラム銀行顧客フォーラム」の旗印の下、ダッカのホテル・プルバニ・インターナショナルで会議を開き、要求を表明した。

この要求は、バングラデシュ銀行が8月22日にイスラミ銀行バングラデシュ理事会を解散することを背景に出されたものである。

文書によれば、Sアラム・グループはイスラミ銀行バングラデシュの株式を82%も所有しているが、同複合企業は32%の株式を保有していると主張している。

中央銀行はSアラムの負債と引き換えに同社の株式を引き継いだが、同複合企業がシャリア法に基づく銀行への負債額を返済すれば株式は返還されることになる。

2017年から今年6月までの間に、チッタゴンを拠点とするこの複合企業とその関連会社は74,900億タカを借り入れたが、これは3月時点のイスラミの未払いローン総額の47%に相当する。

デイリー・スター紙がまとめた文書によると、融資の大半は銀行の規則や規制を回避して行われたという。

昨日の会議の講演者らによると、国内の約1億人が直接的、間接的にイスラム銀行と関わりがあり、中東からの外国人約800万人がイスラム銀行を通じて国内に送金しているという。

しかし、長年にわたり、送金の流入は大幅に減少したと彼らは主張している。

バングラデシュのイスラミ銀行による巨額の資金の不正流用により、中小企業部門と経済は深刻な影響を受けている、と国家歳入庁(NBR)の元秘書兼議長であるモハメド・アブドゥル・マジード氏は述べた。

講演者らは、同グループが株式を取得する前に同行にいた者に加え、イスラミ銀行バングラデシュ支店の顧客を取締役に任命することを提案した。

彼らはまた、Sアラム社から解雇された役員の復職と、同社に雇用されている約1万人の雇用解除を要求した。

顧客の中には、経済的に苦しい状況にあるとして、ローンの返済期間を10年延長するよう求める者もいた。

このイベントでは、顧客らはフォーラムを運営するための15人からなる委員会の結成も発表した。

バングラデシュ商工会議所連合会(FBCCI)元理事で同国の自動車業界の実業家であるアブドゥル・ハック氏がフォーラムの主催者に任命された。

このフォーラムは、「イスラム銀行の失われた栄光と説明責任を取り戻す」こと、その活動を監視すること、そして顧客の利益を守ることに取り組む。

経済学者のアブ・アーメド教授がこのイベントの主賓だった。

S・アラムは逃走中らしい。昨日は電話がかかってこなかった。


Bangladesh News/The Daily Star 20240825
https://www.thedailystar.net/business/news/bring-back-islami-banks-misappropriated-funds-3685441