「母さん、私を解放してください。私が死んだら殉教者になります」

「母さん、私を解放してください。私が死んだら殉教者になります」
[The Daily Star]サバール酪農高等学校の10年生、アリフ・アハメド・シアムさんはパイロットになり航空業界に入ることを夢見ていた。しかし、8月5日にサバールで警察に射殺され、その夢は断たれた。

サバールのイスラムナガル地区の借家に両親と妹と暮らしていたサイアムさんは、その朝、反差別学生運動が主催するダッカへの長征に参加するために3人の友人とともに家を出た。

母親の躊躇にもかかわらず、サイアムは抗議活動に参加することを決意した。

「お母さん、私を行かせてください。私が死んだら、あなたの息子が殉教者として死んだことを知り、お母さんは誇りに満たされるでしょう」と彼は去る前に言った。

ジャハンギルナガル大学のデイリーゲートから始まったこの行進は、まずサバールバザールのバス停で警察とアワミ連盟の活動家によって阻止された。

シェイク・ハシナ首相の辞任を聞いて群衆が行進を続ける中、午後2時半頃、シャバール警察署付近で再び銃撃された。

サイアムは頭を撃たれた。

彼は最初、意識不明の状態でラボゾーン病院に搬送され、その後エナム医科大学病院に移送された。

2日間の闘病の末、サイアムは8月7日に亡くなった。

ジャハンギルナガル大学の近くで衣料品店を経営するサイアム君の父親ブルブル・カビールさんは、「サイアム君は優秀な生徒で、学校ではスポーツのチャンピオンだった。パイロットになるという夢を抱いて科学グループを選んだ。一生懸命勉強し、数々の賞を受賞したのに、こんな結末を迎えるのは不当だった」と語った。

ブルブル氏はまた、最高裁判所の弁護士ガジ・M・H・タミム氏が彼に代わって国際刑事裁判所に訴訟を起こし、シェイク・ハシナ元首相と他の8名を7月15日から8月5日の間に犯した大量虐殺と人道に対する罪で告発したと述べた。

「息子の殺害に関わった者全員が裁判にかけられることを望んでいます」と、サイアムさんの母親タニヤ・アクテルさんは涙ながらに語った。

「息子にはたくさんの夢がありましたが、一瞬にして奪われました。息子の殺害に対して正義を求めます。」


Bangladesh News/The Daily Star 20240827
https://www.thedailystar.net/news/bangladesh/news/mother-let-me-go-if-i-die-ill-become-martyr-3687421