日本の水産加工会社がバングラデシュからホタテ貝を輸出

[The Daily Star]水産物の輸入・加工会社であるジャパンデリカは、日本産ホタテを加工し、欧州、米国およびその他の国々に販売する新事業を10月にバングラデシュで開始するとジャパンニュースが昨日報じた。

同社は2018年からバングラデシュでカニ加工工場を運営しており、同国南東部のコックスバザールに新たな水産加工工場を買収した。同工場は10月に500人の従業員で操業を開始する予定。

報道によれば、同社は月間最大1,000トンのホタテ貝を殻から取り出し、約200トンのホタテ貝肉を欧州、米国、香港、台湾、シンガポールに輸出する予定だという。

兵庫県西宮市に本社を置き、同市にある日本フードサービスの子会社であるジャパンデリカは、3年以内に年間売上高80億円(66億タカ相当)の達成を目指している。

この動きは、福島第一原子力発電所の処理水の放出を受けて中国が日本の水産物の輸入を禁止する中で起こった。

北海道や青森県産など日本産ホタテをバングラデシュに輸出し、現地で加工する取り組みは初めて。

消費者が長い間、質の高い消費を好む傾向にある日本市場への輸出の増加は、バングラデシュで製造される商品の水準が向上していることの証しである。

同社は2018年からバングラデシュでカニ加工工場を運営しており、コックスバザールに新たな水産加工工場を買収した。

北海道や青森県産など日本産ホタテをバングラデシュに輸出し、現地で加工する取り組みは初めて。

ホタテは主に殻付きのまま中国に輸出され、殻をむいて地元で消費されるか、米国に輸出されていた。

日本政府は、中国に代わる輸出先の多様化を図るため、ベトナムとメキシコに日本産ホタテ貝の新たな加工工場の設立を支援している。

現在、約350社の日本企業がバングラデシュで事業を展開しており、総投資額は3億8000万ドルを超えています。

回答者の85%は、バングラデシュと日本が経済連携協定(EPA)に署名し、両国間の貿易と投資を加速することを望んでいる。

バングラデシュは主に魚類や甲殻類、皮革製の履物や製品、既製服を日本に輸出している。2022~23年度の輸出額は19億ドルに上った。

アジア諸国の中で、日本はバングラデシュの2015~2016年度の収益が10億ドルを超えた最初の輸出先である。

消費者が長い間、質の高い消費を好む傾向にある日本市場への輸出の増加は、バングラデシュで製造される商品の水準が向上していることの証しである。


Bangladesh News/The Daily Star 20240827
https://www.thedailystar.net/business/news/japanese-seafood-processor-export-scallops-bangladesh-3687536