[Financial Express]パリ、8月27日(AFP):フランスのエマニュエル・マクロン大統領は27日、新政権をめぐる新たな協議を開始するにあたり、困難な戦いに直面した。マクロン大統領が左派の首相候補を拒否したため、左派は協議への参加を拒否した。
マクロン氏は、同盟勢力が相対的多数派を失う結果となった決着のつかない議会選挙から7週間以上が経過したが、現暫定政権を引き継ぐ新首相をまだ指名していない。
投票で最大勢力となった左派連合「新人民戦線(NFP)」は、極左政党「屈しないフランス(LFI)」所属の経済学者リュシー・カステ氏(37歳)を候補者に選ぶよう大統領に要求した。
しかし、マクロン大統領は月曜日遅く、左派政権の樹立は「制度的安定への脅威」となるとして、その可能性を否定した。
その代わりに、彼は「すべての政治指導者に対し、責任の精神を発揮してこの状況に対応するよう」求めた。
マクロン氏の事務所は、NFP政権を樹立しても議会の不信任投票で直ちに否決されるため無意味だと述べた。
大統領は左派連合内の社会主義者、環境保護主義者、共産主義者に対し「他の政治勢力と協力する」よう呼びかけ、連合内の穏健派メンバーをLFIから引き離そうとする狙いがあるとみられる。
しかし火曜日、社会党の党首オリバー・フォール氏は「民主主義のパロディーの共犯者にはならない」と述べ、マクロン氏の新たな協議の招待を拒否した。
同氏は、社会党議員らはNFPが提出していない政府に対する不信任決議案を支持すると述べ、大統領は国民議会選挙で敗北したにもかかわらず「マクロン主義を長引かせようとしている」と非難した。
Bangladesh News/Financial Express 20240828
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/macron-seeks-fresh-negotiations-on-government-1724775330/?date=28-08-2024
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