[Financial Express]ムンバイ、9月1日(ロイター):インドは、油糧種子価格の低下に苦しむ農家を保護するため、植物油の輸入税引き上げを検討していると、政府筋2人が水曜日に明らかにした。
この措置は今後数週間以内に発表される見込みだが、需要を抑制し、パーム油、大豆油、ひまわり油の海外からの購入を減らす可能性がある。
「農家を支援するためにあらゆる選択肢を検討している。輸入税の引き上げも選択肢の一つだ」と、政府当局の規則に従い匿名を条件に語った政府筋は述べた。
農業省が提案し、最終決定は財務省傘下の歳入局が下すことになる、と別の政府当局者が匿名で語った。
政府報道官はコメント要請に直ちには応じなかった。
世界最大の植物油輸入国であるインドは、価格抑制のため、2022年に粗植物油に対する基本輸入税を廃止した。インド政府は依然として、農業インフラ開発税として知られる5.5%の税金を課している。
農家は、輸入関税の引き上げが油糧種子価格の急落を食い止めるのに役立つだろうと述べている。
国内産大豆の価格は100キログラムあたり約4,200ルピー(50ドル)で、国が定めた支援価格の4,892ルピーよりも低い。
インド第2位の大豆生産州であるマハラシュトラ州の農家は価格下落に不満を抱いている。
「現在の価格では、利益はおろか、生産コストさえ賄えない」と、4エーカー(1.62ヘクタール)の土地で大豆を栽培している農家のメイセス・ガイクワドさんは言う。
ナレンドラ・モディ首相率いるインド人民党(BJP)は、今年後半にマハラシュトラ州で予定されている地方選挙を前に、有力な投票集団を形成する農民の支持を獲得するとみられている。
インド溶剤抽出協会の事務局長BVメータ氏は、新たな大豆の収穫は6週間以内に到来し、価格がさらに下がるだろうと述べた。
インドの植物油輸入量は7月に22.2%増加して190万トンとなり、過去2番目に高い水準となった。
インドは植物油需要の70%以上を輸入で賄っている。パーム油は主にインドネシア、マレーシア、タイから購入しており、大豆油とヒマワリ油はアルゼンチン、ブラジル、ロシア、ウクライナから輸入している。
Bangladesh News/Financial Express 20240902
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/india-plans-to-raise-veg-oils-import-taxes-1725205743/?date=02-09-2024
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