[Financial Express]ニューヨーク、9月4日(ロイター):米国は、9月中旬に開催される中国の最高安全保障フォーラムに、中国、台湾、モンゴル担当のマイケル・チェイス国防次官補を派遣する予定であると、米国当局者がロイター通信に明らかにした。
チェイス氏の選出についてはこれまで報道されていなかった。同氏は昨年の香山フォーラムに出席した米軍将校よりも上級であり、地域紛争と東アジア全域での展開拡大の中、米軍が中国との実務レベルのより深い関わりを望んでいることの表れである。
中国国営メディアは水曜日、90以上の国と国際機関が9月12日から14日まで北京で開催されるフォーラムに代表団を派遣する予定であると報じた。
チェイス氏の出席は歴史的慣例に則ったものだと、この米当局者は付け加えた。2019年には当時の米国防次官補(中国担当)チャド・スブラジア氏がこのフォーラムに出席していた。問題の敏感さを理由に、当局者は匿名を条件に語った。
パンデミックによる3年間の中断を経て昨年フォーラムが再開された際、ワシントンは国防次官室の中国担当部長であるザンティ・カラス氏を派遣した。これは軍関係の緩和の兆候だったが、カラス氏の役職はチェイス氏やスブラジア氏よりも低い階級だ。
チェイス氏は1月にワシントンで米中軍事協議の共同議長を務めた。これは、当時のナンシー・ペロシ米下院議長の台湾訪問を受けて両国間の軍事的関与のほとんどが停止された2022年以降、初の実務者協議となる。
台湾と南シナ海は米中関係における争点であり続け、両国は「中核問題」で妥協する気はない。ジェイク・サリバン米国家安全保障問題担当大統領補佐官は先週の中国訪問中に南シナ海に関する新たな合意は得られなかったと述べた。
中国は、フィリピンへの長距離ミサイル配備や、台湾の強い反対にもかかわらず中国が自国の領土とみなす民主統治下の台湾への米国の武器販売など、アジア太平洋地域における米国の展開を繰り返し批判している。
一方、米国は、南シナ海における中国の「攻撃的な」行動、台湾周辺の空と海域での頻繁な軍事演習、そして中国の核増強の不透明性について懸念を表明している。
Bangladesh News/Financial Express 20240905
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/us-to-send-more-senior-official-to-china-military-forum-1725475685/?date=05-09-2024
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