[Financial Express]ニューヨーク、9月4日(ロイター): インテルの契約製造事業は、半導体メーカーのブロードコムとのテストが失敗したことで打撃を受けており、同社の立て直し努力に打撃を与えていると、事情に詳しい3人の関係筋がロイター通信に語った。
情報筋によると、ブロードコムが実施したテストでは、シリコン ウエハー (チップが印刷される 1 フィート幅のディスク) をインテルの最先端の製造プロセスである 18A に通したという。ブロードコムは先月、インテルからウエハーを受け取った。エンジニアと役員が結果を調査した結果、同社はこの製造プロセスが大量生産に移行するにはまだ現実的ではないという結論に達した。
ロイターは、ブロードコムとインテルの現在の関係や、ブロードコムが潜在的な製造契約から撤退することを決定したかどうかは確認できなかった。
「インテル 18Aは電源が投入され、健全で歩留まりも良好です。来年の量産開始に向けて順調に進んでいます」とインテルの広報担当者は声明で述べた。「業界全体でインテル 18Aに大きな関心が寄せられていますが、当社の方針として、特定の顧客との会話についてはコメントしません。」
ブロードコムの広報担当者は、同社は「インテルファウンドリの製品とサービス提供を評価中であり、その評価はまだ完了していない」と述べた。
インテルの契約製造事業は、パット・ゲルシンガー最高経営責任者(CEO)の再建戦略の重要な一環として2021年に開始された。
ブロードコムはよく知られた名前ではないが、重要なネットワーク機器や無線チップを製造しており、昨年度のチップ総売上高は280億ドルに達した。同社は人工知能ハードウェアへの支出急増の恩恵を受けており、JPモルガンのアナリスト、ハーラン・サー氏は、ブロードコムが今年、AIから得る利益は昨年の40億ドルから110億~120億ドルに増加すると予測している。
同社のチップ販売の一部は、アルファベット傘下のグーグルやメタ・プラットフォームズなどの企業との契約によるもので、自社製AIプロセッサの製造に協力しており、これにはインテルや台湾積体電路製造などのメーカーとの契約も含まれる。
インテルは15%の人員削減と工場建設に関連する設備投資の削減を発表した。
Bangladesh News/Financial Express 20240905
https://today.thefinancialexpress.com.bd/stock-corporate/intel-manufacturing-business-suffers-setback-as-broadcom-tests-disappoint-1725474771/?date=05-09-2024
関連