世界の株式ファンド、成長懸念で資金流出

[Financial Express]ロイター通信によると、世界の株式ファンドは、世界経済の成長に対する懸念から慎重な投資家が手を引き、また米雇用統計で締めくくられるデータの多い週を控えたため、9月4日までの週に4週間ぶりに週次資金流出を経験した。

LSEGのデータによると、投資家は今週、世界の株式ファンドを49億3000万ドル相当売却し、6月12日以来最大の週間純売却額を記録した。

投資家らは、火曜日に発表された米供給管理協会(ISM)の報告書で、8月の米製造業が5カ月連続で縮小したことが明らかになったことを受けて、米経済を懸念している。さらに、非農業部門雇用者数報告に対する期待が高まっており、弱い結果が出れば、急激な景気後退への懸念が高まる可能性がある。

投資家は米国株式ファンドから純額117億3000万ドル相当の資金を放出し、5週間のうち4週間で4回目の資金流出となった。一方、欧州およびアジアの株式ファンドには、それぞれ約52億5000万ドルと18億8000万ドル相当の資金流入があった。

テクノロジー部門では、3週連続で資金流入があった後、9億9,500万ドル相当の多額の資金流出が見られた。投資家はまた、不動産ファンドと消費者裁量ファンドからそれぞれ3億8,800万ドルと3億400万ドルを売却した。

世界中の投資家はマネー・マーケット・ファンドの安全性を求め、5週連続で純購入となり、679億2000万ドルもの巨額をマネー・マーケット・ファンドに投入した。

同時に、投資家は世界の債券ファンドを純額108億5000万ドル買い占め、純購入は37週連続となった。


Bangladesh News/Financial Express 20240909
https://today.thefinancialexpress.com.bd/stock-corporate/global-equity-funds-see-outflows-on-growth-worries-1725811188/?date=09-09-2024