[Financial Express]ロンドン、9月9日(ロイター):原油先物は9日、小幅上昇した。米メキシコ湾岸に接近する可能性のあるハリケーンによる生産中断のリスクが、先週の大幅な下落後、価格を安定させたためだ。
ブレント原油は1315GMT時点で16セント(0.23%)高の1バレル71.22ドル、ウエスト・テキサス・インターミディエート原油先物は19セント(0.28%)高の67.86ドルだった。
ブレント原油価格は過去6回の取引セッションで下落し、11%以上、1バレル当たり約9ドル下落し、金曜日には2021年12月以来の最低終値を記録した。
アナリストらは、月曜日の反発は部分的には米国メキシコ湾岸付近で発生する可能性のあるハリケーンへの反応であり、またリビアの供給途絶も価格を支えていると述べた。
リビアの国営石油会社は先週末、中央銀行と石油収入をめぐる政治的対立により原油生産が抑制されたため、エス・シデール港から積み込まれる複数の原油貨物に対して不可抗力宣言をしたと、事情に詳しい4人の貿易関係者がロイター通信に語った。
米国立ハリケーンセンターは日曜、メキシコ湾南西部の気象が米国北西部のメキシコ湾岸に到達する前にハリケーンに発展する見通しだと発表した。米国メキシコ湾岸は米国の石油精製能力の約60%を占めている。
「米メキシコ湾岸を脅かす恐れのあるハリケーン警報を受けて、今朝は価格が若干回復しつつあるが、需要がどこから来るのか、OPECは何ができるのかという幅広い議論が続いている」とPVMのアナリスト、ジョン・エバンズ氏は述べた。
OPEC石油生産国グループは先週、原油価格の急落を受けて、10月の1日当たり18万バレルの増産計画を2カ月延期することで合意した。
Bangladesh News/Financial Express 20240910
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-market/oil-steadies-after-week-of-heavy-losses-1725898758/?date=10-09-2024
関連