[Financial Express]ロンドン、9月11日(ロイター) - 原油価格は水曜日、世界的需要の弱さに対する懸念を上回り、前日の下落分の一部を反転し、1ドル以上上昇した。米国の原油在庫の減少とハリケーン・フランシーヌによる米生産の混乱に対する懸念が相殺された。
午後1時19分現在、ブレント原油先物は1.07ドル(1.55%)上昇して1バレル70.26ドル、一方、米国産原油先物は1.20ドル(1.83%)上昇して66.95ドルとなった。
市場関係者が火曜日にアメリカ石油協会(API)の最新週報を引用したところによると、米国の原油在庫は279万3000バレル減少、ガソリンは51万3000バレル減少、留出油在庫は19万1000バレル増加した。
石油ブローカーPVMのタマス・バルガ氏は「APIは原油在庫の大幅な減少、ガソリンの予想を上回る減少、留出油在庫のわずかな増加を示しており、ある程度の安心感を与えた」と述べた。
火曜日、石油輸出国機構(OPEC)が2024年の石油需要の伸びの予測を2度目に下方修正したことを受け、ブレント原油は70ドルを下回り、2021年12月以来の安値となり、米国産原油は2023年5月以来の安値となるなど、両原油指標が急落した。
他のアナリストらは、ハリケーン・フランシーヌが世界最大の産油国である米国の生産に混乱をもたらすとの懸念も支援材料となったと述べた。
野村証券のエコノミスト、高島由紀氏は「火曜日の下落が大きかったため、市場は自律的に反発した」と述べ、フランシーヌによる供給混乱への懸念も支援材料になったと付け加えた。
米安全環境執行局(BSEE)は火曜日、嵐の影響で米メキシコ湾の原油生産の約24%と天然ガス生産の26%が停止したと発表した。
業界団体APIによる火曜日の報告に続き、米国政府による公式在庫数値が14時30分GMTに発表される予定。
ロイターが調査したアナリスト11人は平均して、原油在庫が約100万バレル増加し、ガソリン在庫が10万バレル減少すると推定した。
Bangladesh News/Financial Express 20240912
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/oil-recovers-as-us-inventory-drops-1726066349/?date=12-09-2024
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