[Financial Express]パリ/北京 9月12日 (ロイター) - シカゴ小麦先物は12日、2カ月ぶりの高値に上昇した。エジプトが今週ロシア産小麦を大量に購入したとの報道で、黒海輸出地域での供給が収穫過剰から減少しつつあるとの見方が強まった。
注目される米国の収穫予想を含む米農務省(USDA)の報告を前にトレーダーらがポジションを調整したため、トウモロコシと大豆も上昇した。
シカゴ商品取引所(CBOT)で最も取引量の多い小麦先物は、7月11日以来の高値5.89ドルを付けた後、午前9時20分GMT時点で1.3%上昇し1ブッシェル5.86-1/2ドルとなった。
ユーロネクストの12月先物小麦も値上がりを続け、1トン当たり226.00ユーロ(249.01ドル)と1カ月ぶりの高値を記録した。
黒海の供給が予想より少ないとの噂から投資家の空売りが活発化し、小麦価格は今月上昇した。
ロシアとウクライナでは悪天候と干ばつにより来年の小麦の作付けが妨げられるとの懸念があり、今年のロシアの小麦収穫量に疑問が生じている。
エジプトの国営穀物購買業者が今週、伝統的な入札手続きによらない私的な取引でロシア産小麦43万トンを購入したとのニュースは、ロシアの輸出が活発であることを浮き彫りにした。
「ロシアの輸出量は予想よりもはるかに多い」とアーガスのアナリスト、マキシム・デビラー氏は言う。「需要はシーズン初めに言われていたほど薄くはない」
CBOT大豆は0.6%上昇して1ブッシェル当たり10.06ドル、トウモロコシは0.9%上昇して1ブッシェル当たり4.08-1/2ドルとなった。
Bangladesh News/Financial Express 20240913
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/wheat-hits-two-month-high-on-tighter-supply-outlook-1726154330/?date=13-09-2024
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