[Financial Express]ムンバイ、9月14日(ロイター):インド政府は金曜日、原油と精製食用油の基本輸入税を20パーセントポイント引き上げたと発表した。世界最大の食用油輸入国である同国は、油糧種子価格の低下に苦しむ農家の保護に努めている。
この措置により食用油の価格が上昇し、需要が減り、その結果パーム油、大豆油、ひまわり油の海外からの購入が減少する可能性がある。
関税引き上げの発表後、シカゴ商品取引所の大豆油は下落を続け、2%以上下落した。
通知によると、インド政府は金曜日、9月14日から粗パーム油、粗大豆油、粗ひまわり油に20%の基本関税を課した。
これら3種類の石油はインドの農業インフラ開発税と社会福祉付加税の対象でもあるため、実質的には合計輸入関税が5.5%から27.5%に引き上げられることになる。
精製パーム油、精製大豆油、精製ヒマワリ油の輸入には、従来の13.75%に対して35.75%の輸入関税が課せられる。
ロイター通信は8月下旬、インドが今年後半にマハラシュトラ州で予定されている地方選挙を前に大豆生産者を支援するため、植物油の輸入税引き上げを検討していると報じた。
「政府は長い間、消費者と農家の双方の利益のバランスを取ろうとしてきた」と植物油仲介業者サンビン・グループのサンディープ・バジョリア最高経営責任者(CEO)は語った。
この措置により、農家が大豆と菜種の収穫に対して政府が設定した最低支援価格を受け取れる可能性が高まったと彼は述べた。
投資家らが来週の連邦準備制度理事会(FRB)の政策会合で大幅な利下げが行われるとの見方を強めたため、ウォール街の主要株価指数は金曜日、上昇して引けた。
国内産大豆の価格は100キログラムあたり約4,600ルピー(54.84ドル)で、国が定めた支援価格の4,892ルピーよりも低い。
インドは植物油需要の70%以上を輸入で賄っている。パーム油は主にインドネシア、マレーシア、タイから購入しており、大豆油とヒマワリ油はアルゼンチン、ブラジル、ロシア、ウクライナから輸入している。
Bangladesh News/Financial Express 20240915
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/india-sharply-raises-import-tax-on-edible-oils-to-support-farmers-1726328343/?date=15-09-2024
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