[The Daily Star]今月下旬に到着予定の国際通貨基金(IMF)代表団は、バングラデシュが多国間融資機関から新たに30億ドルの融資を求めていることから、同国の潜在的な財政ニーズを評価する予定だ。
財務省当局者は、代表団は9月24日にダッカに到着し、9月30日まで滞在する見込みだと述べた。
「(ダッカへの)今後のミッションの一環として、チームは経済情勢と潜在的な資金調達ニーズをすべて評価する」とIMF広報局長ジュリー・コザック氏は金曜日、ワシントンDCでの記者会見で述べた。
IMFのウェブサイトに掲載された説明会の記録によると、同氏は「IMF側としては、(バングラデシュの)暫定政府と緊密に連携している」と述べた。
「我々は引き続き、IMFのプログラムの範囲内でバングラデシュと協力し、国民を支援することに全力で取り組んでおり、改革アジェンダの推進を支援するために当局と緊密に協力し続けるつもりだ」と彼女は付け加えた。
訪問に関する詳細は今後発表される予定だと彼女は述べた。
コザック氏はまた、バングラデシュでの最近の抗議活動中に命が失われたり負傷したりしたことに対して深い悲しみを表明した。
「こうした命の喪失について聞くのは非常につらい」と彼女は語った。
暫定政府の首席顧問であるムハマド・ユヌス教授は水曜日、国民に向けて演説し、国の外貨準備高を増やすために開発パートナーから予算支援を求めていると述べた。
30億ドルの融資は、サレフディン・アハメド財務顧問とバングラデシュ銀行総裁のアフサン・H・マンスール氏が先にIMFとそれぞれオンライン会議を行った際に要請した。
IMFは昨年1月に承認され、バングラデシュ向けに47億ドルの融資プログラムを実施中だ。
過去2年間、バングラデシュの外貨準備高は減少しており、IMFの最低基準である数か月分の輸入代金をまかなうのがやっとの状態となっている。
IMFの計算によると、ここ数カ月、準備金は200億ドル前後で推移している。9月11日には194億4000万ドルだった。
中央銀行関係者によると、エネルギー・電力部門だけでも、政府は20億ドル以上の未払い金を抱えている。
それに加えて、政府はこの分野の輸入代金の支払いに毎月約10億ドルを必要としている。
このような背景から、暫定政府は開発パートナーからの予算支援を求めるとともに、送金と輸出収入の増加を目指している。
Bangladesh News/The Daily Star 20240915
https://www.thedailystar.net/business/economy/news/imf-assess-bangladeshs-need-fresh-loan-3703266
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