[The Daily Star]豪雨とインドからの上流水の流入によって引き起こされた最近の洪水により、モウルビバザールの農民は壊滅的な被害を受けた。
洪水によりマヌ川、ジュリ川、クシヤラ川、ダライ川の堤防が決壊し、同地区の広大な農地が浸水し、各地の農地に砂とシルトの厚い層が堆積したため、水が引いた後も農民は耕作を再開することができなくなった。
モルビバザール農業普及局によると、洪水により、同地区の1万5000ヘクタール以上の農地で、オース稲、アマン苗床、野菜などの作物が被害を受けた。
この被害により生じた経済的損失は約25億タカと推定され、4万2000人の農民に影響を与えた。
カマルガンジ郡のチャイヤカリ、ケオラー、パタヌシャール湿地帯などの低地を訪れた特派員は、洪水後に砂とシルトの層に埋もれた広大な農地を目撃した。
カマルガンジのサウス・ゴレルハウル村の小作農ハビブール・ラーマンさん(40歳)は、洪水で約1.8エーカーの土地に植えたアマン稲の苗木が被害を受けただけでなく、厚い砂の層が堆積し、土地が耕作に適さなくなったと語った。
「一面に砂が積もった土地でどうやって耕作を再開したらよいのか考え、眠れない夜を過ごしています。今後数年間は耕作できないのではないかと心配しています」とコナガオン村の農家、シャージャハンさん(55歳)は語った。
マダブプール組合の土地でトマトを栽培していたモバラク・ホセインさんも同様の苦境に陥っていた。
まだ耕作可能な土地を持つ水田農家は、水田栽培を再開するためにアマンの苗木を集めようとしている。しかし、苗木が不足しているため、近隣の郡から高値で苗木を購入せざるを得ない状況になっている。
「耕作地に砂やシルトが堆積したため、郡内の多くの地域では、少なくとも今シーズンは稲作はもはや不可能だ」と、カマルガンジ郡農業担当官のジャヤント・クマール・ロイ氏は語った。
モルビバザールのDAE副所長サムスディン・アハメド氏は、被害を受けた土地を調査し、被害を受けた農民への補償策について上級当局に通知したと述べた。
Bangladesh News/The Daily Star 20240919
https://www.thedailystar.net/news/bangladesh/news/water-recedes-silt-emerges-3706326
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