[Financial Express]バチカン市、9月24日(AFP):フランシスコ法王は、拘束されているミャンマーの元指導者アウン・サン・スー・チー氏にバチカン領内での避難を申し出たとイタリアのメディアが火曜日に報じた。
「私はアウンサンスーチー氏の解放を求め、ローマで彼女の息子と会った。私はバチカンに対し、我が国の領土内で彼女に避難所を与えるよう提案した」と、法王は今月初めのアジア訪問中に現地のイエズス会士らと会談した際の報告書で述べた。
日刊紙コリエレ・デラ・セラは、9月2日から13日にかけてインドネシア、東ティモール、シンガポールで行われたこれらの非公開会合の抜粋を掲載したイタリア人司祭アントニオ・スパダロ氏による記事を掲載した。
「私たちは今日のミャンマーの状況について沈黙することはできない。私たちは何か行動を起こさなければならない」と教皇は語ったと報じられている。
「あなたの国の将来は、すべての人の尊厳と権利の尊重、そしてすべての人が共通の利益に貢献できる民主主義制度の尊重に基づいた平和なものでなければなりません。」
78歳のスー・チー氏は、汚職から新型コロナウイルス感染症対策の制限を遵守しなかった罪まで、さまざまな罪で懲役27年の刑に服している。
2015年、彼女の率いる国民民主連盟はミャンマーで25年ぶりの民主選挙で勝利した。
彼女は2021年に軍がクーデターを起こした際に逮捕され、拘留中に健康上の問題を抱えていると地元メディアは伝えている。
1991年のノーベル平和賞受賞者はかつて人権の先駆者として称賛されていた。
しかし、彼女は2017年に、主にイスラム教徒であるロヒンギャ族の少数民族に対する軍の迫害を阻止するために何もしなかったとして非難され、国際的な支持者の間で信頼を失った。
隣国バングラデシュのロヒンギャ難民によれば、この弾圧は国連による大量虐殺の調査の対象となっており、迫害は続いているという。
仏教徒が大多数を占めるミャンマーは、2021年のクーデター以来混乱状態にあり、軍事政権は既存の民族反乱グループと新たな民主化勢力の両方と戦っている。
Bangladesh News/Financial Express 20240925
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/pope-offers-refuge-to-jailed-suu-kyi-1727195270/?date=25-09-2024
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