[The Daily Star]英国議員は、組織犯罪、人身売買、サイバー犯罪、経済犯罪を取り締まる英国の主要機関である国家犯罪庁(NCA)に対し、サイフザマン・チョウドリー元国土相を含むバングラデシュ政府の元メンバーに対する汚職とマネーロンダリングの疑惑を調査するよう要請した。
バングラデシュ出身の労働党議員アプサナ・ベグム氏はNCAのグレアム・ビガー局長宛ての書簡の中で、サイフザマン氏の英国にある資産を精査するよう同局に要請した。
アプサナ氏は、サイフザマン氏はすでに横領容疑でバングラデシュ汚職対策委員会(ACC)の捜査を受けており、英国に数百万ドルを資金洗浄したと主張したと述べた。
アプサナ氏はフィナンシャル・タイムズ紙の報道を引用し、サイフザマン氏が管理する企業が英国で少なくとも280件の不動産を取得し、その価値は1億5000万ポンド以上だと指摘した。さらにアルジャジーラの調査で、同氏が同氏の選挙区であるポプラーとライムハウスに74件の不動産を所有していることが明らかになった。
「問題の資産はバングラデシュのものであり、民主主義と自分たちの利益のために運営される社会を目指すバングラデシュの人々を支援するために返還されるべきだと信じています」と彼女は書簡で述べた。
彼女は、汚職がバングラデシュの生活水準、職場の権利、民主的自由に深刻な影響を及ぼしていると強調した。
「バングラデシュのACCが不正流用された資金の回収に国際協力を求めていることを踏まえ、今回の汚職捜査の対象となっているチョウドリー氏らが所有する英国に所在する資産のすべてを調査し、凍結するためにどのような措置が講じられたのか明らかにしていただければ大変ありがたい」と彼女は付け加えた。
彼女はさらに、関連資金の凍結と本国送還はバングラデシュの正義と人々の権利の将来にとって重要であるだけでなく、英国の評判と国際的な実績との関係でも不可欠であると述べた。
Bangladesh News/The Daily Star 20240926
https://www.thedailystar.net/news/bangladesh/news/uk-mp-calls-probe-ex-land-minister-3712306
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