[Financial Express]香港、9月26日(ロイター):中国が新たな刺激策で経済安定化の取り組みを強化する中、低迷する成長を回復させ、資産の質のひずみを管理するため、融資を増やすため、国内大手銀行は早急に資本増強する必要があるとアナリストらは指摘した。
経済減速と不動産セクターの危機によりすでに圧迫されている中国の銀行の収益性は、火曜日に発表された住宅ローン金利のさらなる引き下げにより、さらに打撃を受ける見込みだ。
大手銀行は利益率への影響を和らげるために預金金利を引き下げる可能性が高いが、アナリストらは、資産の質の低下の深刻化を相殺し、場合によっては中小銀行を救済するためには新たな資本注入が必要になると指摘している。
中国の大手国有銀行は、一般的に、資本バッファーの低下、資産の質の低下、新規資本調達源の減少に苦しむ中小金融機関の救済に活用されている。
中国農業銀行や中国銀行を含む中国の4大銀行は、6月末時点で7380億元(1050億ドル)の総損失吸収能力(TLAC)資本を必要としていた。ブルームバーグニュースは木曜日、中国が苦境に立たされている経済を支える能力を高めるため、国内最大の国営銀行に最大1兆元(1423億9000万ドル)の資本注入を検討していると報じた。
資金は主に特別国債の発行で賄われる予定で、世界金融危機以降、当局が中国の銀行に資本を投入するのは初めてとなる。
「(資本注入の規模は)規制当局が銀行システムにどのような状況を望んでいるかによって決まる。システマティックな金融リスクを防ぐという最終目標を貫くなら、大手銀行は今のところ十分な資本を持っているため、中小銀行に重点を置くことになるだろう」とガベカル・ドラゴノミクスの中国金融アナリスト、シャオシー・チャン氏は述べた。
Bangladesh News/Financial Express 20240927
https://today.thefinancialexpress.com.bd/stock-corporate/chinese-banks-in-need-of-capital-injection-to-give-thrust-to-economic-stimulus-steps-1727376815/?date=27-09-2024
関連