EUのトップ外交官、ネタニヤフ首相を「阻止」できなかったことを後悔

[Financial Express]国連、9月28日(AFP):欧州連合(EU)のジョセップ・ボレル外務担当事務次長は金曜日、米国を含めいかなる勢力もイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相を「止める」ことはできないと遺憾の意を表明し、同首相はガザとレバノンの過激派を粉砕する決意をしているようだと述べた。

「我々は停戦に向けてあらゆる外交圧力をかけているが、ガザでもヨルダン川西岸でもネタニヤフ首相を止められる者は誰もいないようだ」と、国連総会に出席したボレル氏は少数の記者団に語った。

ボレル氏はフランスと米国によるレバノンでの21日間の停戦の提案を支持したが、イスラエルはヒズボラへの攻撃を強化しており、この提案を無視している。ヒズボラとの数日に及ぶ軍事作戦では数百人が死亡した。

ボレル氏は、ネタニヤフ首相は、イスラエルが「ヒズボラを壊滅させるまで止めない」と明言していると述べた。これは、ヒズボラがガザでイランの支援を受ける過激派組織ハマスに対してほぼ1年にわたって行っている軍事作戦とよく似ている。

「もし破壊の解釈がハマスの場合と同じであれば、我々は長期戦に突入することになるだろう」とボレル氏は英語で語った。

退任するEU外務担当長官は、人質解放を含むガザでの停戦締結を何カ月も試みているが失敗している米国に対し、外交の多様化を改めて求めた。

「米国だけに頼ることはできない。米国は何度も試みたが、成功しなかった」と彼は語った。

「第2のキャンプ・デービッドにつながるような交渉プロセスを再び始める準備が彼らにはできていないと思う」と同氏は、ビル・クリントン氏がイスラエル・パレスチナ紛争を終わらせる画期的な合意を仲介しようとして失敗した2000年の米大統領別荘での会談に言及して述べた。

ネタニヤフ首相は金曜日の国連での反抗的な演説で、ヒズボラに対するイスラエルの目的を達成すると誓った。ヒズボラはハマスが10月7日に大規模なイスラエル攻撃を行って以来、散発的にロケット弾でイスラエルを攻撃しており、イスラエルは容赦ない軍事作戦で応戦している。


Bangladesh News/Financial Express 20240929
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/top-eu-diplomat-regrets-failure-to-stop-netanyahu-1727538036/?date=29-09-2024