スペインのカナリア諸島沖で行方不明の移民48人の捜索が再開

[Financial Express]プエルト・デ・ラ・エスタカ、9月29日(AFP): 救助隊は日曜、少なくとも48人の移民の捜索を再開した。前日、スペインのカナリア諸島沖で救助中に船が転覆し、少なくとも9人が死亡した事件で、この移民らが遭難した。

海上救助隊が大西洋諸島のエル・イエロ島沖の海域を捜索していたが、生存者を発見できる望みは薄かった。

これはアフリカ沖で相次いで起きた同様の惨事の最新のものだ。スペインの海上救助組織はAFPに対し、「捜索活動は再開されている」と語った。

カナリア諸島地方のフェルナンド・クラビホ会長は土曜夜、記者団に対し、48人は「死亡したと推定される」と語った。さらに「今後2、3日の間に」さらに多くの遺体が流れに流されて見つかる可能性があるとクラビホ会長は付け加えた。

約800キロ離れたモーリタニアのヌアディブから出航した船がエル・イエロ島沖で転覆し、27人の移民が救助され、9人の遺体が収容された。

スペイン当局によると、移民らが自ら緊急サービスに通報し、救助隊が救助に駆けつけた際に悲劇が起きたという。

移民たちは不安定な船の片側に殺到し、船は転覆した。

カナリア諸島の県長アンセルモ・ペスターナ氏はラ・エスタカ港で記者団に対し、移民らは「2日間、食料も水も摂れなかった」ため、パニックに陥った可能性があると語った。

スペイン政府筋によると、この船には当初発表されていた84人ではなく、最大90人が乗っていた可能性があり、行方不明者は50人以上になる可能性があるという。

この惨事は、9月初旬に39人の移民がカナリア諸島への同様の渡航を試みていた際にセネガル沖でボートが沈没し、死亡した事件に続くものである。移民たちはそこからヨーロッパ本土への到達を望んでいる。

近年、過密で老朽化が進む船に乗って西アフリカから大西洋を経由してヨーロッパを目指して出発した数千人の移民が死亡している。


Bangladesh News/Financial Express 20240930
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/search-resumes-for-48-missing-migrants-off-spanish-canaries-1727626589/?date=30-09-2024