[The Daily Star]バングラデシュの卸売市場でのタマネギの価格は、人気の調理材料であるタマネギの輸入により、過去1週間で下落したが、小売レベルでの価格はほとんど変わっていない。
農業普及局によると、今年は約77万1000トンのタマネギが栽培され、農家はオフシーズンの販売用に10万3000トンを備蓄している。
パブナのスジャナガル郡ドゥルガプール村の有力なタマネギ農家、ムハンマド・カムルザマン氏は、わずか1週間前まではタマネギ1マウンド(約37キロ)が4,000~4,200タカで売られていたと語った。しかし現在、1マウンドあたりの価格は200~300タカほど下がっている。
「市場に十分な供給があるため卸売価格は下がっている」と彼は付け加えた。
地元のタマネギ卸売業者であるモハンマド・ラビウル・イスラム氏も同様の意見を述べ、輸入タマネギの到着により今年は十分なタマネギの供給が確保され、価格が下がったと語った。
しかし、小売価格にはほとんど影響がなく、タマネギ1キログラム(クグ)あたりの販売価格は約100~110タカで、過去1週間でわずか10タカの値下がりにとどまっている。
「卸売りで1マウンド4,000タカで購入しているので、輸送費やその他の費用を賄うために1キログラムあたり110タカで販売しなければなりません」とパブナの大手野菜取引業者、ムハンマド・ナンヌ氏は語った。
それでも、タマネギの価格は昨年に比べて現在は安くなっていると彼は主張している。
「卸売価格が高かったため、昨年は1キロ当たり140タカでタマネギを販売しました」とナンヌ氏は付け加えた。
パブナの農業普及局の副局長モハンマド・ロコヌザマン氏は、同地区は最大の生産地域の一つで、毎年タマネギ栽培全体の30%を占めていると語った。
「パブナの農家は、一年中全国の卸売市場で販売するためにタマネギを備蓄している」と彼は付け加えた。
また、農家は来年初めまでに収穫を得るために、10月中旬から早生種のタマネギの栽培を開始する予定だとも伝えた。
さらに、備蓄のタマネギは新鮮な収穫物が市場に届くまで利用可能であるため、今年は供給不足になる余地はない、とロコヌッザマン氏は述べた。
Bangladesh News/The Daily Star 20241002
https://www.thedailystar.net/business/news/onion-prices-fall-wholesale-retail-rates-remain-higher-3717346
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