[Financial Express]ロンドン、10月7日(ロイター):原油価格は月曜日も上昇を続け、ブレント原油は80ドルに近づき、先週の2023年初め以来の大幅な週間上昇に続き、中東紛争の拡大と主要産油地域からの輸出の潜在的な混乱を懸念した。
ブレント原油先物は1201GMT時点で1.30ドル(1.7%)上昇し、1バレル79.35ドルとなった。米ウエスト・テキサス・インターミディエイト(WTI)原油先物は1.40ドル(1.9%)上昇し、75.78ドルとなった。WTIはこれに先立ち2ドル以上上昇していた。
先週、ブレント原油先物は8%以上上昇し、一方WTI原油先物は、10月1日のイランによるイスラエルへのミサイル攻撃への報復としてイスラエルがイランの石油インフラを攻撃する可能性から9.1%急騰した。
フィリップ・ノバのアナリスト、プリヤンカ・サチデバ氏は、紛争の潜在的な激化が需要側の圧力の高まりに反すると述べた。
イランの支援を受けるヒズボラが発射したロケット弾が、月曜日早朝、イスラエル第3の都市ハイファを襲った。一方、イスラエルは、中東全域に紛争を広げているガザ戦争の1周年を機に、南レバノンへの地上侵攻を拡大する構えを見せている。
この感染拡大により、イスラエルの超大国同盟国である米国と最大の敵国であるイランが、より大規模な戦争に巻き込まれるのではないかという懸念が高まっている。
石油輸出国機構(OPEC)とロシアを含む同盟国(総称してOPEC)は、世界的な需要低迷を受けて価格を支えるために近年減産していたが、12月から増産を開始する予定だ。
アナリストらによると、OPECはイスラエルがイランの供給を断つことを補うのに十分な余剰原油生産能力を持っているが、イランが報復として近隣の湾岸諸国の施設を攻撃すれば苦戦するだろうという。
1年前に中東紛争が始まったとき、ブレント原油価格は88.15ドルだったが、現在は約10ドル下がっている。
Bangladesh News/Financial Express 20241008
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/oil-prices-extend-gains-on-fears-of-wider-me-conflict-1728315439/?date=08-10-2024
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