政府、サミットとのLNGターミナル契約をキャンセル

政府、サミットとのLNGターミナル契約をキャンセル
[The Daily Star]政府はサミット・グループとの2番目の浮体式貯蔵・再ガス化設備(FSRU)に関する契約をキャンセルした。

ペトロバングラ社のザネンドラ・ナート・サーカー会長は昨日、デイリー・スター紙に対し、この取引は電力・エネルギー・鉱物資源省の指示により終了したと語った。

サミットグループは声明の中で、FSRUのターミナル使用契約の終了通知を受け取ったことを確認した。

「これは不当だと信じており、再検討を求める」と述べ、同グループはバングラデシュで責任ある透明性のある方法で長期インフラプロジェクトを展開してきた実績があると付け加えた。

今年3月30日、ペトロバングラとサミットはターミナル使用契約と、2基目のFSRUの導入に関する別の契約を締結した。

同日、両社は2026年10月から15年間にわたり年間150万トンの液化天然ガス(LNG)を供給する売買契約も締結した。

一方、バングラデシュ金融情報局(BFIU)は、サミット・グループ会長ムハンマド・アジズ・カーン氏とその兄弟、その他の家族の口座を凍結するよう銀行に指示した。

BFIUは書簡の中で、マネーロンダリング防止法の規定に基づき、銀行に対し1か月間取引をブロックするよう指示した。

この指令は、前述の個人が所有する企業の銀行口座にも適用され、同じ期間、取引が凍結される。

マネーロンダリング対策当局は、元商務大臣のムハンマド・ファルク・カーン氏やバングラデシュ独立発電事業者協会会長のファイサル・カーン氏を含む11名をリストアップした。

バングラデシュ最大の民間電力会社であるサミット・グループは、8月初旬の大規模暴動で追放された前アワミ連盟政権の保護の下、さまざまな利益と優遇措置を享受していたとみられている。

シェイク・ハシナ政権の崩壊後、サミットおよび他のいくつかの複合企業は、国家歳入庁(NBR)を含む規制当局からの監視が強化されている。

最近、NBRは株式会社・企業登録局に対し、サミットを含む7つの企業による株式譲渡を阻止するよう要請した。

サミット社は、2つの浮体式貯蔵再ガス化ユニットのうち1つも運営しており、政府に液化天然ガスを供給している。


Bangladesh News/The Daily Star 20241008
https://www.thedailystar.net/business/economy/news/govt-cancels-lng-terminal-deal-summit-3721721