小麦は3日連続上昇、トウモロコシと大豆は回復

[Financial Express]パリ/シンガポール 10月9日(ロイター) - シカゴ小麦先物は、主要輸出国ロシアの悪天候への懸念と輸入業者からの需要増加に支えられ、水曜も3営業日連続で上昇した。

大豆は火曜日に2週間ぶりの安値を付けた後、上昇し、トウモロコシも上昇に転じた。

シカゴ商品取引所(CBOT)で最も取引量の多い小麦先物は、11時53分時点で1.4%上昇し、1ブッシェル当たり6.03ドルとなり、先週記録した3カ月半ぶりの高値6.17.5ドルに近づいた。

トレーダーらは、悪天候の影響を測るため、ロシア農業省が木曜日に発表する2024年の穀物収穫量の最新予測を待っている。また、農家が来年の冬小麦の作付けを予定している干ばつ被害地域の降雨見通しも監視している。

オクサナ・ルート農業大臣は水曜日、昨年と同様に冬穀物を合計2000万ヘクタールに播種することを目標としており、これまでに1300万ヘクタールに播種したと述べた。

しかし、冬を前に中部地域での作付け時期が終了しているため、トレーダーらは目標が達成されるかどうか疑問視している。

「ロシアの天候状況は依然として懸念事項だ」と欧州のトレーダーは語った。「市場は力強く回復した需要からも支援を受けている」

先週エジプトが黒海産小麦について大規模な取引を成立させたと報じられたことを受けて、輸入国サウジアラビアとアルジェリアは今週入札で小麦を購入した。

トレーダーらによると、黒海産小麦の短期的な競争力の強さが小麦市場の低迷を防いでいる一方、ロシア産小麦の価格上昇と、ロシアが輸出量を制限するとの憶測が堅調な傾向につながっているという。

CBOT大豆先物は0.3%上昇して1ブッシェル当たり10.19-3/4ドル、CBOTトウモロコシ先物は0.5%上昇して1ブッシェル当たり4.22-3/4ドルとなった。

干ばつ被害を受けたブラジル中部と北部の地域に今月徐々に雨が戻り、世界最大の大豆輸出国である同国の大豆栽培に好影響を与えると期待されている。


Bangladesh News/Financial Express 20241010
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/wheat-up-for-third-day-corn-and-soybean-regain-ground-1728497395/?date=10-10-2024