BMWとメルセデスの四半期売上、中国の低迷で減少

[Financial Express]ベルリン 10日 ロイター - ドイツの高級自動車メーカー、BMWとメルセデスは10日、中国での需要低迷と競争激化により、第3四半期の売上高が打撃を受けたと発表した。

ドイツの自動車業界は、生産コストの高騰や電気自動車への移行への対応から、需要の減少や中国との競争の激化まで、さまざまな課題に直面している。

こうした問題は、欧州最大の自動車メーカーであるフォルクスワーゲンが初めてドイツでの工場閉鎖を検討しているコスト削減によって最も最近明らかになった。

7~9月期のBMWの売上は13%減少し、メルセデスは3%の減少を報告した。

世界最大の自動車市場である中国では、経済の低迷により需要が低迷しており、一方で外国の自動車メーカーは、特にEVなど安価なモデルを提供する地元メーカーとの厳しい競争に直面している。

BMWの中国での売上は3分の1減少し、メルセデスは13パーセント減少した。

メルセデスの高級車部門は、特に中国での消費者の裁量的支出の減少により打撃を受け、中国での価格が45万1800元(6万3700ドル)から始まる高級Sクラスのラインナップに影響を及ぼした。

BMWは中国でのモデルの売り上げについては明らかにしなかったが、ロールスロイス・リムジンの世界販売が16%減少し、MINIブランドは25%減少したと述べた。

メルセデスも世界のバッテリー電気自動車(BEV)市場が低迷していることを指摘し、BEV販売が31%減少したと報告した。BMWでは、BEV販売は四半期で10%増加した。

欧州連合(EU)は最近、中国製EVが不当な政府補助金の恩恵を受けているとして、同車に高額の関税を課した。中国政府はこれを否定し、報復をちらつかせている一方、利益の約3分の1を中国で稼いでいるドイツの自動車メーカーは懸念を表明し、さらなる協議を求めている。

中国は大型エンジン車輸入に対する関税引き上げを検討しており、特にドイツの自動車メーカーに打撃を与えることになる。ドイツから中国への2.5リッター以上のエンジン車輸出額は昨年12億ドルに達した。欧州の消費者は充電インフラが不十分なこともあり、高価なEVの購入に消極的だ。


Bangladesh News/Financial Express 20241011
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-market/bmw-and-mercedes-quarterly-sales-drop-on-weak-china-1728582665/?date=11-10-2024