ミャンマーの平和努力は著しく不十分

ミャンマーの平和努力は著しく不十分
[Financial Express]ビエンチャン、10月10日(AFP):東南アジア諸国の首脳らは10日、ミャンマーの内戦終結に向けた計画の実施に向けた同国の取り組みを「著しく不十分」と非難した。AFPが確認した首脳会議の声明草案で明らかになった。

ミャンマーの軍事政権は、2021年2月に政権を掌握してから数週間後に東南アジア諸国連合(ASEAN)と5項目の計画に合意したが、依然として反対意見に対する血なまぐさい弾圧を推し進めている。

ASEANはこれまで、何千人もの命を奪い、何百万人もの人々を故郷から追い出し、多くの若者を海外でより良い未来を求めるよう駆り立てた紛争を終わらせるために、実りのない外交努力をしてきた。

10カ国からなる同盟の首脳らは、今年ビエンチャンで開催された年次首脳会談で紛争について協議した後、これまでの進展は「大幅に不十分」だとして軍事政権に対し「5項目の合意」を実施する措置を取るよう要求した。

ミャンマー危機に関する声明によると、ASEAN首脳らは「ミャンマーのすべての利害関係者と当事者、特に関係する軍隊と治安部隊に対し、暴力を緩和し、民間人や公共施設を狙った攻撃を止めるよう」求めた。

欧州連合は2022年と2023年の首脳会談後にも同様の訴えを行ったが、効果はほとんどなかった。

ミャンマーの人権状況に関する国連特別報告者のトム・アンドリュース氏は、戦争に対する国際社会の対応は「明らかに機能していない」と述べた。

オーストラリア訪問中のアンドリュース氏は、軍事政権から「資金、武器、正当性」を奪うための協調的な取り組みを求めた。

軍事政権はここ数カ月、クーデターに反対して立ち上がった少数民族武装集団や民主化派の「人民防衛軍」に対し、戦場で相次いで敗北を喫している。

軍事政権は先月末、敵対勢力に対し、戦闘を停止し、戦争終結に向けた協議に参加するよう前例のない呼びかけを行った。

しかし、一部の主要武装グループはこの呼びかけを一蹴しており、アナリストらは、自国付近での混乱を阻止したいと切望する軍事政権の主要同盟国である中国へのごまかしだとみている。


Bangladesh News/Financial Express 20241011
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/myanmars-peace-efforts-substantially-inadequate-1728581606/?date=11-10-2024