乾燥した天候とウクライナ戦争で供給リスクが注目され、小麦価格が上昇

[Financial Express]アナリストらによると、ロシアとウクライナ間の緊張の高まりと世界中の穀物生産地域での長引く乾燥により、世界の小麦輸出が抑制される可能性があるかどうかをトレーダーらが評価する中、シカゴ小麦は木曜日も値上がりを続けた。

ロイター通信によると、トウモロコシと大豆の先物は下落した。金曜日に米農務省が発表する需給報告で米国のトウモロコシと大豆の収穫量の新たな予想が発表されるのを前に、投資家がポジションを調整したためだ。

「先物市場では10月の報告書で大きな動きが見られるのが通例だ」とアドバンス・トレーディングのアナリスト、ブライアン・バスティング氏は言う。「人々は買いか売りかを見極めるのを待っている」

シカゴ商品取引所(CBOT)で最も取引量の多い小麦先物Wv1は4セント3分の1上昇して1ブッシェル当たり6.03ドル3分の4で取引を終え、4営業日連続で上昇した。

小麦市場では、主要輸出地域で厳しい天候により小麦生産量が減少している兆候に市場参加者が苦慮する中、ロシアが引き続き注目された。

ウクライナ当局はまた、水曜日にオデッサ地域でロシアのミサイル攻撃により6人が死亡し、コンテナ船が損傷したと述べた。これは、モスクワがウクライナの港湾への攻撃を強化する中、ここ数日で最新の攻撃を受けた船舶である。

「世界中で不確実性があり、黒海の海運情勢についても多くの不確実性がある」とバスティング氏は語った。「不安定だ」

ロシアでは干ばつの影響で冬小麦の播種が遅れており、アルゼンチンではロサリオ穀物取引所が水曜日、降雨量不足を理由に2024/25年度の小麦収穫量の見通しを引き下げた。


Bangladesh News/Financial Express 20241012
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/wheat-climbs-as-dry-weather-ukraine-war-put-supply-risks-in-focus-1728665439/?date=12-10-2024