[Financial Express]ブリュッセル(ベルギー)10月11日(AFP):欧州委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長は11日、今年のノーベル平和賞が原爆被爆者の草の根組織である日本被団協に授与されたことを歓迎し、受賞は「力強いメッセージ」を送ったと述べた。
「広島と長崎の亡霊は今も人類の上に立ちはだかっています。だからこそ、日本被団協の活動はかけがえのないものです。このノーベル平和賞は力強いメッセージです。私たちには記憶にとどめる義務があります。そして、核戦争の恐怖から次の世代を守るというさらに大きな義務があります」とフォンデアライエン氏はXで語った。
一方、金曜日、核兵器反対運動を評価され、広島と長崎への米軍原爆投下の生存者で構成する日本被団協にノーベル平和賞が授与された。
ノルウェー・ノーベル委員会のヨルゲン・ワトネ・フリドネス委員長は、核兵器の使用に対するタブーが圧力を受けているため、この賞が授与されたと述べた。
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は先月、ウクライナがロシアに対して長距離兵器で攻撃することを西側諸国が許さないようにするため、同国の核政策の転換を発表した。これにより、ロシアの核兵器使用の可能性の敷居は大幅に下がるものとみられる。
ワトネ・フリドネス氏は、ノーベル委員会は「肉体的な苦しみやつらい記憶にもかかわらず、犠牲の大きい経験を生かして平和への希望と関与を育むことを選んだすべての生存者に敬意を表したい」と述べた。
市役所で発表を待っていた被団協広島支部長の三牧智之さんは、知らせを聞いて喜び、涙を流した。
「本当ですか?信じられない!」ミマキは叫んだ。
核兵器を廃絶するための努力は、これまでにもノーベル委員会から表彰されてきた。核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)は2017年に平和賞を受賞し、1995年にはジョセフ・ロートブラット氏と世界情勢と科学に関するパグウォッシュ会議が「国際政治における核兵器の役割を縮小し、長期的には核兵器を廃絶するための努力」に対して受賞した。
Bangladesh News/Financial Express 20241012
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/eu-chief-says-peace-nobel-for-nihon-hidankyo-sends-powerful-message-1728665678/?date=12-10-2024
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