[Financial Express]ロイター通信によると、連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ期待の後退と中東紛争への警戒感により、世界中の投資家が10月9日までの週にマネー・マーケット・ファンドに多額の投資を行った。
投資家らはまた、今週末に発表される北京の景気刺激策に関する待望の最新情報を待ち、流動性の高いマネー・マーケット・ファンドに資金を振り向けた。
LSEGのデータによれば、世界のマネー・マーケット・ファンドは、前週に約227億8000万ドルの純購入があった後、今週は245億5000万ドルの純流入を獲得した。
先週、先月の米非農業部門雇用者数が予想を上回ったことを受けて、投資家は今後のFRBの利下げに対する見方を再調整し、低リスク資産の需要を押し上げた。
アジアのマネー・マーケット・ファンドには128億8000万ドルの流入があり、これは1月10日以来の高水準。欧州と米国のファンドもそれぞれ77億8000万ドルと25億4000万ドルの純購入となった。
しかし、よりリスクの高い株式ファンドに対する需要は冷え込み、投資家が購入した世界の株式ファンドは前週の純購入額359億7000万ドルに対し、わずか36億5000万ドルにとどまった。
テクノロジー、金融、金属・鉱業セクターのファンドはそれぞれ5億7,200万ドル、4億1,700万ドル、1億4,800万ドルの多額の資金を受け取ったが、ヘルスケアセクターは5億2,000万ドル相当の純売却額を被った。
海外の中国株式ファンドには85億2000万ドルが急激に流入し、少なくとも2020年12月以来の1週間で最大の流入額となった。
世界の債券ファンドは42週連続で投資を集め、投資家はこれらのファンドに124億3000万ドルを注ぎ込んだ。
投資家は、1週間前の33億ドルの純売却に続き、短期債券ファンドを21億6000万ドルの純購入額で買い漁った。一方、政府、高利回り、ローン参加ファンドは、それぞれ19億6000万ドル、9億600万ドル、7億3700万ドルの純購入額となった。
Bangladesh News/Financial Express 20241012
https://today.thefinancialexpress.com.bd/stock-corporate/global-money-market-funds-draw-inflows-for-third-week-1728665859/?date=12-10-2024
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