[The Daily Star]ロシアの9月のインフレ率はわずかに低下したものの、ウクライナ紛争への巨額支出が物価上昇圧力を強め続けたため、依然として中央銀行の目標の2倍以上だったことが金曜日の公式データで明らかになった。
ロシア統計局のデータによると、2024年9月の年間インフレ率は8.63%で、8月の9.05%からわずかに低下したものの、中央銀行の目標である4%を大きく上回った。
ロシアはウクライナに軍隊を派遣して以来、兵士と軍需産業に数十億ドルを費やしており、支出の急増で経済は拡大したが、物価も高騰した。
クレムリンは来年、防衛予算を30%近く増額し、資源を攻勢に振り向ける予定で、福祉と教育を合わせた額よりも軍事費の額が多くなる。
ロシア中央銀行は過去1年間、防衛費の大幅な増加により持続不可能な経済成長率になっていると警告し、その成長を抑制すべく積極的に金利を引き上げてきた。
ウクライナでの攻勢は、兵役年齢の男性数千人が動員により国を離れ、労働者が兵器産業に引き込まれているため、一部の部門で労働力不足も引き起こしている。
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は水曜日、記録的な低失業率が経済に悪影響を及ぼし始めていると警告した。
「国内では労働力が不足している」とプーチン大統領は述べた。「そしてこれはすでに経済成長を制限する要因の一つとなっている」
Bangladesh News/The Daily Star 20241013
https://www.thedailystar.net/business/global-economy/news/russian-inflation-slows-sept-still-elevated-3726141
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