ギリシャの新しい気候計画は、より野心的な再生可能エネルギー目標を設定

[Financial Express]アテネ、10月13日(ロイター):ギリシャは、金曜日に発表した改訂版エネルギー・気候計画の中で、2030年までに温室効果ガスの排出を削減するため、太陽光発電と風力発電を拡大するというより野心的な目標を設定した。

アテネは、欧州委員会に承認のために提出される計画に基づき、2030年までに電力発電における再生可能エネルギーの割合を82%にすることを目標とする。これは、2019年の以前の計画の66%目標を上回る。

EU加盟国の国家エネルギー・気候計画は、2030年までに温室効果ガス排出量を少なくとも55%削減するというEU全体の目標に対する各国の貢献を詳述し、エネルギー業界による投資のロードマップを提供している。

豊富な太陽に恵まれたこの地中海の国は、2014年以降、新たな太陽光発電所や風力発電所の建設により再生可能エネルギーの生産量を2倍以上に増やし、石炭火力発電所のほとんどを閉鎖した。

「今現在、ギリシャは再生可能エネルギーの普及と温室効果ガス排出削減の目標をすでに達成している」とギリシャのエネルギー・環境相テオドール・スカラカキス氏は計画発表の記者会見で述べた。

しかし、スカイラカキス氏は、改訂された計画は、すでに起こっている気候変動にどう適応するかという問題には対処していないと述べた。

「気候危機は起こる前に防ぐことができるというのが一般的な見解だ...しかし気候危機はすでに起こっており、経済と財政に大きな影響を及ぼしている」と彼は語った。

「今は10月だが、今週末にはギリシャの気温は34度(華氏93度)になるだろう。これは、すでに気候危機に突入していることを意味する」

2015年にユーロ圏から脱退寸前となり、金融危機からまだ立ち直りつつあるギリシャは、壊滅的な洪水と山火事に見舞われており、科学者らはこれを夏の気温上昇と関連付けている。

同国は被害の修復と、インフラの猛暑への耐性強化にかかる費用の捻出に苦慮している。

アテネは、新たな計画に基づき、数千の建物の省エネ化、太陽光発電や風力発電の増設、エネルギー貯蔵施設の建設などの政策を含め、2030年までに950億ユーロ(1039億7000万ドル)の追加投資が必要になると見積もっている。


Bangladesh News/Financial Express 20241014
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-market/greeces-new-climate-plan-sets-more-ambitious-renewable-energy-goals-1728840922/?date=14-10-2024