[The Daily Star]IMFは火曜日、世界の公的債務が今年、過去最高の100兆ドルに達すると予想され、多くの国の財政見通しが「予想よりもさらに悪い」可能性があると警告した。
国際通貨基金(IMF)は最新の財政政策報告書で、世界の公的債務が今年、世界の国内総生産(GDP)の93%に達し、2030年までにはGDPの100%に近づくと予想していると述べた。これは、新型コロナウイルス感染症の流行前の2019年より10%ポイント高い数字だ。
「世界の公的債務は非常に高い」とIMF財政局のエラ・ダブラ・ノリス副局長は報告書の発表に先立ち記者団に語った。
「債務負担、あるいは債務見通しが予想以上に悪化する可能性があると考える十分な理由がある」と彼女は述べ、気候変動、過度に楽観的な債務予測、そして多額の未確認債務の可能性といった問題に対処するための現在の支出圧力を指摘した。「つまり、各国は財政を立て直す時期が来ているということだ」と彼女は語った。
IMFの報告書は、債務予測のリスクを評価するための新しい「債務リスク」アプローチを導入した。
最悪のシナリオでは、世界の公的債務は2026年までにGDPの115%に達する可能性があると推定されており、これはIMFの基本予測より約20%ポイント高い。
報告書は、「世界的要因が各国の政府借入コストの変動をますます左右している」と指摘し、主要国の債務水準の上昇が「他国の国債利回りと債務リスクの変動性を高める」可能性があることを示唆した。
IMFは、多くの国でインフレが緩和し金利が引き下げられていることから、各国が財政バッファーを再構築する「好機」が来ているとし、各国は財政引き締めの影響を吸収する態勢が以前よりも「整っている」と付け加えた。
IMFによれば、世界の公的債務を再び抑制するために必要な財政調整の規模は平均してGDPの3~4.5%で、過去の調整のほぼ2倍の規模となっている。
Bangladesh News/The Daily Star 20241016
https://www.thedailystar.net/business/news/global-public-debt-may-exceed-100tn-year-imf-3728506
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