トランプ氏が躍進する中、ハリス氏が黒人有権者の支持を獲得

[Financial Express]エリー、10月15日(AFP):大統領選のライバルであるカマラ・ハリス上院議員は、月曜日にペンシルバニア州の重要な激戦地で激しい選挙活動を行う中、ドナルド・トランプ氏に流れつつある黒人男性有権者を取り戻す取り組みを強化した。

ホワイトハウスの選挙戦は残り3週間余りで接戦となっているが、世論調査では民主党副大統領が共和党元大統領に対してわずかに優位に立っていたが、このところその優位は薄れつつある。

ハリス氏はまた、異例の動きとして、水曜日にトランプ氏寄りのフォックスニュースのインタビューに応じ、前大統領に嫌気がさしている右派の未決定有権者に働きかけ、メディアの監視を避けているという共和党の主張に反論する予定だ。

ハリス氏は最近、特に黒人男性の間で支持を失っており、2020年にジョー・バイデン氏がトランプ氏に勝利するのに貢献した重要な層である。そして月曜日、ハリス氏は黒人男性を取り込むための新たな経済計画を発表した。

彼女の選挙運動によれば、彼女の「機会計画」は、女性たちに「経済的自由を達成し、自分自身と家族を養うための費用を削減し、権利を守るための手段」を与えることを目的としているという。

ハリス氏は、自身が話を聞いた2つの黒人メディアのうちの1つであるザ・シェード・ルームとのインタビューで、「私は黒人男性を含むすべての人の票を獲得するつもりだ」と述べた。

トランプ氏とハリス氏は、米国の7つの重要な激戦州をめぐって熾烈な接戦を繰り広げているが、その中でもブルーカラーの多いペンシルベニア州が最大の争点となっている。

ハリス氏は、2008年以来の米大統領選の指標となっている州最北端の郡、エリーで集会を開き、一方トランプ氏はフィラデルフィア郊外のオークスで集会を開いた。

ハリス氏は、トランプ大統領が日曜日に、左翼を含む「内部からの敵」に対して米軍を使う可能性があると脅したことを受けて、トランプ大統領の2期目に対する警告を強めるとみられる。

彼女の選挙運動では、2度弾劾された有罪判決を受けたこの重罪人が大統領執務室に戻ればもたらす危険性について、ホワイトハウスの元補佐官らが警告する新たなテレビ広告も開始する予定だ。

一方、トランプ氏は、ペンシルベニア州に経済的利益をもたらしてきた地下のガスや石油の採掘方法である水圧破砕法を禁止するとハリス氏が以前に発言したことを非難した。

インフレ対策について問われると、トランプ氏は「いろいろなことをやるつもりだ」と答え、その後、国境警備や、選挙活動で架空の連続殺人犯ハンニバル・レクターについて繰り返し言及したことに対するメディアの批判に話題を移した。

中小企業を支援するために何をするかと問われた同氏は、就任後1年以内にエネルギー料金を半分に削減するという約束を繰り返し、水素燃料自動車を批判し、「たまに爆発することもある」と主張した。

11月の選挙での見通しについて、同氏はこう付け加えた。「黒人とヒスパニックの支持率は急上昇している。私はそれが気に入っている」

月曜日は、ハリス氏と副大統領候補のティム・ウォルツ氏による、いわゆる「ブルーウォール」の激戦州であるペンシルベニア、ミシガン、ウィスコンシンの3州への1週間にわたる攻勢の開始日となる。


Bangladesh News/Financial Express 20241016
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/harris-courts-black-voters-as-trump-makes-inroads-1729014041/?date=16-10-2024