金が過去最高値を記録

[Financial Express]米連邦準備制度理事会(FRB)による追加利下げ観測と米大統領選をめぐる不透明感から金地金の需要が高まり、金価格は木曜日に史上最高値に急騰した。

金現物は、同日早朝に過去最高値の2,688.82ドルを記録した後、11時26分GMT時点で0.5%上昇し、1オンス当たり2,686.46ドルとなった。

米国の金先物は0.4%上昇し、2,702.20ドルとなった。

「米大統領選まであと3週間を切った今、市場の警戒感は引き続き重要なテーマとなるだろう。ドナルド・トランプ氏とカマラ・ハリス氏の接戦を考えると、不確実性がさらに高まり、安全資産への需要が刺激される」とFXTMのシニアリサーチアナリスト、ルクマン・オトゥヌガ氏は述べた。

金は今年これまでに記録的な高騰を見せており、その要因としては、FRBが9月の大規模な利下げ後にさらなる利下げを行うとの期待と、地政学的不確実性の継続が挙げられる。

欧州中央銀行も同日中に13年ぶりとなる連続利下げを実施すると予想されている。

金利の低下と地政学的緊張は、利息を生まず安全資産とみなされる金地金を支持する傾向がある。

ロンドン貴金属市場協会の年次会合の代表者たちは今週初め、金価格は今後12カ月で1トロイオンスあたり2,941ドルまで上昇すると予想した。

一方、トレーダーらは、同日遅くに発表される米国の小売売上高と週間失業保険申請件数のデータに注目している。

オトゥヌガ氏は「一連の米国の期待外れのデータは、FRBの利下げ観測を強める可能性がある」と述べた。

銀現物は0.6%上昇して1オンス当たり31.85ドル。プラチナは1.2%上昇して1,004.75ドル、パラジウムは1.1%上昇して1,034.25ドル。


Bangladesh News/Financial Express 20241018
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/gold-hits-record-high-1729179360/?date=18-10-2024