中国株の上昇を受けて世界株価は小幅上昇

[Financial Express]ロンドン/東京 10月18日(ロイター) - 金曜日の世界株式市場は小幅上昇。中国政府の需要喚起に向けた最新の政策措置を受けて中国株が上昇したことや、今週発表された米国の堅調な経済指標に支えられた。

MSCIの世界株式指数は0.25%ほど上昇し、欧州株式も暫定的に上昇した。中国本土の優良株は、同国の中央銀行が株価上昇を狙った2つの政策を打ち出したことを受けて、3.6%上昇して取引を終えた。これは8営業日ぶりの高値だ。中国経済に関する弱いデータが、センチメントを抑制した。

中東戦争が依然として大きな影を落とし、米国大統領選挙が急速に近づいている中、投資家は市場の潜在的な変動に警戒を強めている。市場がドナルド・トランプ氏の勝利の可能性を低く見積もる中、いわゆる「トランプ・トレード」がここ数日勢いを増している。

伝統的な安全資産である金は同日、史上最高値を更新し、初めて2,700ドルの水準を超えた。

ここ数日、米国と欧州の優良企業の一連の決算がまちまちだったが、来週発表される主要企業の第3四半期決算も市場の雰囲気を決める一助となるかもしれない。

「(金利は)あまりに長く高止まりしていたのだろうか。これは人々の関心事だ。総需要について若干の懸念がある」と投資銀行ベアードの米国機関投資家株式担当マネジングディレクター、ロス・ヤロー氏は語った。

ヤロー氏は、11月1日に発表される雇用統計が、米国経済に対する感情を測る次の大きな試金石となる可能性が高いと付け加えた。

米ドル指数は、この日、主要通貨に対して11週間ぶりの高値付近で推移し、8月2日以来初めて木曜日に103.87まで上昇した後、103.64まで小幅下落した。

木曜日に発表されたデータによると、先月の米国の小売売上高は予想を上回る0.4%増となり、別の報告では新規失業保険申請件数が減少したことが示された。

10年物米国債利回りは4.1025%で、8ベーシスポイント上昇した木曜日からほとんど変わらなかった。


Bangladesh News/Financial Express 20241019
https://today.thefinancialexpress.com.bd/stock-corporate/global-stocks-edge-up-after-china-shares-rally-1729269502/?date=19-10-2024