米国、障害を持つ乗客の不適切な取り扱いでアメリカン航空に5000万ドルの罰金

米国、障害を持つ乗客の不適切な取り扱いでアメリカン航空に5000万ドルの罰金
[Financial Express]ダラス、10月23日(AP通信):米政府は、アメリカン航空が障害者の乗客に車椅子のサポートを提供せず、5年間で数千台の車椅子を損傷したとして、同社に5000万ドルの罰金を科した。

運輸省は水曜日、「いくつかのケースで」車椅子利用者が負傷したと述べたが、具体的な人数は明らかにしなかった。

アメリカン航空は、車椅子の取り扱いを改善するために多額の投資を行ったと述べた。同意命令によると、同航空会社は、これらの投資と影響を受けた乗客への補償金として、民事罰の半額にあたる2500万ドルを返金される。

運輸省が指摘した事件は2019年から2023年の間に発生した。

この調査は、アメリカ退役軍人障害者協会がアメリカン航空に対して提出した3件の正式な苦情がきっかけとなって行われた。

捜査官らはまた、昨年マイアミ国際空港で起きた事件のビデオも押収した。作業員らが手荷物用スロープから車椅子を滑り落としたところ、車椅子はシュートの底に激突し、ひっくり返ってコンクリートの上を転がり落ちた。

ピート・ブティジェッジ運輸長官は、アメリカン航空は「最も悪質な航空会社の一つと思われる」が、調査官らが発見した問題は「一つの航空会社に限ったことではない」と述べた。運輸省は他の航空会社についても同様の調査を行っているが、社名は明かさなかった。

「飛行機内での車椅子利用者へのひどい扱いを容認する時代は終わった」とブティジェッジ氏は記者団に宣言した。

運輸省の統計によると、アメリカン航空は2019年から2023年にかけて、1万760台以上の車椅子や電動スクーターの取り扱いを誤った。件数でこれを上回るのはサウスウエスト航空のみで、1万1100台以上だった。運輸省によると、スピリット航空は数年にわたり、最もミスの割合が高かった。

アメリカン航空は、障害者の旅行体験を向上させるため、インフラ、トレーニング、その他の対策に今年1億7500万ドル以上を投資したと発表した。


Bangladesh News/Financial Express 20241024
https://today.thefinancialexpress.com.bd/last-page/us-fines-american-airlines-50m-over-mishandling-of-disabled-passengers-1729709333/?date=24-10-2024