[The Daily Star]タマネギの価格が高騰していることを受けて、バングラデシュ貿易関税委員会(BTTC)は、輸入コストを削減し国内価格を安定させるために、政府にこの主食のタマネギの無関税輸入を認めるよう勧告した。
新たな栽培シーズンが始まろうとする中、地元産のタマネギの供給が減少する中、今週初めにはタマネギの球根価格が1キログラム当たり150タカまで急騰した。
BTTCによると、10月15日から1月15日までの期間は、地元産のタマネギにとって通常収穫量の少ない時期だ。早生品種は通常この時期に市場に出回り始める。
「しかし、今年の大雨は早生種の栽培に悪影響を及ぼした。これが国内収穫量の減少と価格高騰の原因と考えられる」とBTTCは商務省と国税庁(NBR)に提出した報告書で述べた。
バングラデシュ貿易公社(TCB)がまとめた小売データによると、ダッカでは過去1週間で地元産タマネギの価格が14%上昇し、1キログラム当たり130~150タカとなった。
TCBによると、輸入タマネギの価格も約8%上昇し、1キログラムあたり85~120タカに達した。
BTTCによると、バングラデシュへのタマネギの主要供給国であるインドは、国内のタマネギ不足を理由に、最近、輸出を抑制するために20%の輸出税を課した。これにより輸入コストがさらに上昇し、現地のタマネギ価格に影響を及ぼしている。
BTTCは、NBRが9月5日にタマネギ輸入に対する規制関税を撤廃し、11月30日まで輸入関税を5%のみに維持すると述べた。
「タマネギの輸入コストを削減し、国内市場への供給を増やすために、一定期間関税を全面撤廃するのが賢明だろう」と同省は述べた。
「輸入を奨励すれば価格高騰を抑えることは可能と思われる」とBTTCは述べた。
バングラデシュは年間約260万トンのタマネギを生産しており、国内需要の最大80%を満たすことができる。
Bangladesh News/The Daily Star 20241101
https://www.thedailystar.net/business/news/completely-lift-import-duty-onion-bttc-3741956
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