[The Daily Star]イスラミ銀行バングラデシュPLCは、2024年第3四半期に8億9千万タカの損失を被った。これは主に、分類されたローンに対する高額な引当金を維持する必要性により、過去20年間で初めてのことである。
同国初のシャリア法に基づく銀行は、前年同期に9億4千万タカの利益を記録した。
今回の一株当たり損失は0.55タカであったが、2023年第3四半期の一株当たり利益は0.59タカであった。
同社は「前期に比べ投資引当金総額が増加したため、1株当たり利益は減少した」と述べた。
同銀行の引当金は今年7月から9月にかけて前年比205%増の36億4千万タカとなった。
かつては経営が順調で利益も上がっていた同銀行だが、Sアラム・グループのモハメッド・サイフル・アラム会長が政治的影響力を行使して取締役会を掌握し、同銀行がテロリストへの資金提供に関与していたという噂を流布して以降、同銀行の財務状況は悪化した。
しかし、銀行がそのような行為を行ったことを証明できる者は誰もいなかった。一方、チッタゴンに拠点を置く大企業Sアラムグループは、複数の企業名義で融資を受けることで、銀行を自社の利益のために利用していた。
このグループはイスラミ銀行の未払いローンの半分以上を占めている。銀行の記録によると、6月末の時点でイスラミ銀行の未払いローン総額は174,000億タカだった。
今年の7月から8月にかけての学生運動を受けて、中央銀行は8月22日にイスラミ銀行の取締役会を再編し、ルパリ銀行の元専務取締役であるムハンマド・オバイド・ウラー・アル・マスード氏を会長に任命した。
独立取締役4人も任命され、それ以来、同銀行は立て直しに努めてきた。
イスラミ銀行は、四半期の純投資収益が前年同期比24%増の1,123億タカを記録した。
同時に、手数料を含むその他の営業収入は1%減少し、54億5千万タカとなった。
同社の財務報告によると、営業費用は11%増加して1,193億タカとなった。
しかし、今年1月から9月までの期間を考慮すると、銀行は26億7千万タカの利益を記録したが、前年比では63パーセントの減少となった。
同社の株価は昨日ダッカ証券取引所で4%上昇し53タカとなった。
Sアラム・グループのモハメッド・サイフル・アラム会長は逃亡中のようで、コメントをもらうことはできなかった。
Bangladesh News/The Daily Star 20241101
https://www.thedailystar.net/business/news/islami-bank-sees-first-loss-decades-amid-high-provision-3741976
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