米国の燃料需要増加により原油価格が1%上昇

[Financial Express]ロンドン、10月31日(ロイター):原油価格は、米国の燃料需要が予想以上に強かったことや、石油輸出国機構(OPEC)が計画していた増産を延期する可能性があるとの報道を受けて前日に上昇した後、木曜も1.0%上昇した。

トレーダーらはまた、11月5日の米国大統領選挙の結果と中東で停戦が仲介されるかどうかを待っている。

ブレント原油先物は13時20分時点で75セント(1.0%)上昇し、1バレル73.30ドルとなった。WTI原油先物は91セント(1.3%)上昇し、69.52ドルとなった。両先物は水曜日に2%以上上昇した。

米エネルギー情報局(EIA)によると、10月25日までの週に米国のガソリン在庫は予想以上に減少し、2年ぶりの低水準となった。一方、輸入量の減少により原油在庫も予想外の減少となった。

フジトミ証券のアナリスト、田澤敏孝氏は「米国のガソリン在庫が予想外に減少したことで、需要が予想以上に強かったことから買いのチャンスが生まれた」と述べた。

石油需要の低迷と供給増加への懸念から、12月から計画されているOPECの石油増産が1か月以上延期される可能性があることも、さらなる支援となった。

ロイター通信は、決定は早ければ来週にも下される可能性があると報じた。OPECは12月1日に会合を開き、次の政策措置を決定する予定だ。

一方、世界最大の石油輸入国である中国の製造業活動は10月に6カ月ぶりに拡大し、景気刺激策が効果を上げていることを示唆した。

イランが中東紛争に直接関与するリスクが低下したことから、ブレント原油とWTI原油の先物は月曜日に6%以上下落し、交渉担当者らは現在、レバノンとガザでの停戦を推進している。

サクソ銀行の商品戦略責任者オーレ・ハンセン氏は、中東戦争の懸念が薄れつつあり、市場の注目は2025年に世界の原油収支が悪化し、供給が需要を上回るとの見通しに再び向けられていると述べた。


Bangladesh News/Financial Express 20241101
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/oil-rises-1pc-after-boost-from-us-fuel-demand-1730389152/?date=01-11-2024