[Financial Express]ロンドン、11月1日(ロイター):金価格は金曜日、前日の利益確定売りから反発して上昇した。10月の米雇用者数の伸びが急減速したことを示すデータを受けて米ドルが下落したためだ。
金現物は12時48分時点で0.4%上昇し、1オンス当たり2,754ドルとなった。貴金属が過去最高の2,790.15ドルに達した後、一部のトレーダーが利益確定したため、木曜には1.5%下落した。
インプローヴドの貴金属トレーダー、ヒューゴ・パスカル氏は「木曜の調整にもかかわらず、金は引き続き力強い上昇傾向にあり、さらなる上昇を促すいくつかのプラス要因が揃っている」と述べた。
11月5日の米国大統領選挙に対する投資家の不安により、金価格は10月に4%上昇した。世論調査ではドナルド・トランプ氏とカマラ・ハリス氏の接戦が予想される。
先月の米国の雇用の伸びはハリケーンによる混乱と航空宇宙工場の労働者によるストライキの影響を受けた。しかし失業率は安定しており、経済学者は連邦準備制度理事会が来週、こうした雑音を整理して25ベーシスポイントの利下げを行うと予想している。
シティはメモの中で、米国の労働市場の悪化と現物を裏付けとする金上場投資信託(ETF)の需要により、金価格は今後6カ月で1オンス当たり3,000ドルに達する見込みだと述べた。
高金利を背景に3年連続で資金流出が続いていた世界の金ETFは、9月には5カ月連続で資金流入となった。
一方、今年これまでに33%上昇し、1979年以来最大の年間成長率に向かっている金価格の高騰は、アジアの主要地域の現物需要に引き続き影響を及ぼしている。
中国では、2024年の最初の9か月間で金の消費量が11%減少した。インドでは、購入者が宝飾品の製造コストの増加を支払いたくないため、金貨と金塊の販売シェアが増加している。
その他の金属では、銀現物が0.5%上昇して1オンス当たり32.80ドル、プラチナが0.9%上昇して996.90ドル、パラジウムが2.9%上昇して1,137.50ドルとなった。
Bangladesh News/Financial Express 20241102
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/gold-prices-rise-after-us-nonfarm-payrolls-1730479873/?date=02-11-2024
関連